2010年01月07日

00.社会

県産イチジクたっぷりの和歌山ロール

いちじく 和歌山ロール

きたかわ商店の和歌山ロール

和歌山商工会議所とJAわかやま、 和歌山市農業委員会の三者が連携し地域活性化に取り組む農商工連携事業の第1号商品 「和歌山ロール」 が完成した。 生産量全国2位を誇る和歌山県産のイチジクを使い、 菓子製造販売の(株)きたかわ商店 (同市東紺屋町) が協力。 18、 19の両日、 大阪市内で開かれる「全国! 食の発掘商談会」 などに出品される。 和歌山産フルーツを使った全国市場への進出を図る第1弾商品として期待が高まっている。

同事業は、 市内の中小企業者と農業者が連携し、 地産地消や遊休農地などの再利用を推進するなど資源を有効活用。 地域の活性化や市民生活の向上を目的に平成20年8月からスタートした。 その取り組みの一つとして、 商工会議所が農業との協働を市内の食品業者らに呼かけたところ約10社が賛同。 (株)きたかわ商店の協力で 「和歌山ロール」 の誕生となった。

JAわかやまが乾燥させたイチジクを、 きたかわ商店がコンポートにして細かく加工。 生クリームの中に入れている。 きたかわ商店の直営店舗 「一寸法師」 (同市小雑賀) で昨年末から一箱1500円で販売開始し、 野趣あふれる上品な甘みが人気を呼んでいる。

和歌山ロールは、 「全国! 食の発掘商談会」 の後も、 24日から31日まで、 伊丹市の大阪国際空港で開かれる 「食の逸品会」 などに出展されるほか、 旅行情報誌やネットショップへ掲載予定。

(株)きたかわ商店の内藤和起社長は 「当社で加工したコンポートを他社でも使ってもらい、 一緒に和歌山をアピールできれば」、 和歌山商工会議所経営相談課の野田浩史リーダーは、 「イチジクは不老不死の果物といわれる和歌山の逸品。 これからも付加価値のある和歌山発の商品を開発し、 全国に届けたい」 と意気込んでいる。





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