2010年01月10日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

紀の川市が食育改善推進員18人養成へ

紀の川市食生活改善推進員

同道さんの話を聴く参加者

平成21年度紀の川市食生活改善推進員(食育ボランティア)養成講座が8日、 始まった。 全4回の日程で食に関する講義と栄養士が献立した料理を調理。 市民に食生活について指導できるように養成することを目的としている。 講座を修了した18人は3月5日に中村愼司市長から終了証が授与され、 推進員として活動をする。

第1回講座は、 岩出市出身で、 京都医療センター臨床研究センター予防医学研究部研究員の同道正行さんが食に関する基礎知識を話した。

同道さんは健康寿命を短くする3つの要因に 「肥満、 運動不足、 タバコがある」 とした上で、 平均年齢が50歳ほどの受講生に 「20歳のころから何キロ太りましたか。 6・6キロ以上だと糖尿病になる確率が2倍に増えるんですよ」 と警告。 近年明らかになっている体脂肪の研究成果を 「脂肪細胞は肥大していくのと同時に増幅していくことが分かってます」 と話すと受講者らは驚きの声を上げた。

肥満の対策として、 「野菜を先に食べることで、 血糖値の上昇を抑えることができる。 市民にも教えてあげてほしい」 とアドバイスした。

受講した同市名手市場の園部文子さん(44)は 「子どもに手の込んだいい食事を出してあげたい思いはあるのですが、 できていないかも。 勉強して変わっていきます」、 同市打田の奥野千晶さん(66)は 「この講座で食の基本を学び、 市民の方にも健康的な食生活のアドバイスができるようになりたいですね」 と話していた。





この記事と関連がありそうな過去の記事

powered by weblio


05.紀の川・岩出・海南・紀美野 - 同カテゴリの記事






カテゴリー
社会
事件・事故
政治・経済
スポーツ
文化・くらし
紀の川・岩出・海南・紀美野

これまでの特集
月別アーカイブ
株式会社 和歌山新報社
cypress.gif