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ALTと英語で話しながら調理する生徒たち |
卒業と同時に調理師免許を取得できる海南市下津町丸田の市立海南下津高校 (上野幸浩校長) で22日、 英語と調理実習を組み合わせた珍しい授業があった。 同校が食物科の3年生を対象に今年度から始めた 「フードランゲージ」 という授業の一環。 生徒16人は教職員とALTから英語で指示を受け、 てきぱきと調理を進めていった。
「フードランゲージ」 は調理師のための英語を学ぶ授業で、 県内で実施しているのは同校のみ。 生徒たちはこの1年間で、 レストランで外国人の客を想定した接客や、 外国人向けのメニュー作り、 英語でのレシピ作成など、 テーマを決めて学習してきた。
この日は授業の総まとめで、 実際に調理しながらの英会話に挑戦した。 担当の貴志智子教諭とALTのマリッサさんが調理の指示を英語で出し、 生徒たちもきちんとそれを理解して英語で返事。 英語のレシピを元に「Sweet and Sour Pork (酢豚)」を完成させた。
英語は苦手という谷野麻祐実さん(18) は「調理師の専門用語とかあって難しかったけど、今日は先生の言うことも理解できた。 英語も分かる日本料理人になりたいです」。貴志教諭は「普通の英語の授業よりもみんな生き生きと取り組んでくれた。将来、授業で学んだことを役立ててもらえればうれしいです」と話していた。
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