2010年01月25日

02.政治・経済/05.紀の川・岩出・海南・紀美野

紀美野町長選告示へ

紀美野町長選

中央公民館で開かれた総決起大会

紀美野町長選(26日告示、 31日投開票)に立候補を表明している現職・寺本光嘉氏(65)=無所属=の総決起大会が23日夜、 同町動木の中央公民館で開かれ、 2階席までホールを埋め尽くす約1200人(主催者発表)が気勢を上げた。 旧美里町長・段木晃氏(62)=無所属=との一騎打ちが予想され、 登壇した支持者らは 「相手候補は裏金問題の渦中の人。 町民の良識が問われる大事な選挙だ」 と来場者に強く訴えた。

立ち見も出るほどの盛況。 中村愼司紀の川市長、 宮脇昭博海南副市長、 雑賀光夫県議会議員ほか、 37推薦団体の代表者や、 16人中9人の町議会議員らが応援に駆けつけ、 寺本氏に次々と激励のメッセージを送った。 舟底政算後援会長は 「大変厳しい選挙戦だが、 町の将来や子どもたちのために負ける訳にはいかない。 また、 この選挙は 『あれだけ裏金問題で世間を騒がした人がどうして立候補しているのか』 と県民からも注目されており、 町民に良識があるところを示さなければならない」 と強調。 寺本氏の母・寿満子さん (85) も舞台に上がり、 涙で声を震わせながら 「どうぞ息子をよろしくお願いします」 とあいさつした。

寺本氏はこれまで、 公務の合間をぬって町内52カ所でミニ集会を開き、 今月5日からは毎日午前7時から街頭活動も続けているという。 寺本氏は大勢の支持者に心を打たれた様子で謝辞を述べ、 インフラ整備、 教育、 福祉、 観光対策などの公約を説明。 「夢と活気あるまちづくりを目指し、 身命を賭して町長職を全うしたい」 とさらなる支援を訴えた。

一方、 段木氏は今月10日、 福田に後援会事務所を開設、 事務所開きは行わなかった。 ミニ集会や決起大会の予定もないという。 和歌山市出身の寺本氏に対して 「地元のために地元のリーダーを!!」 とキャッチフレーズを掲げ、 町内全域で地道にローラー作戦を展開。 後援会の芝崎哲夫事務局長は、 「少なくとも接戦だった前回と同程度の手応えは感じている」 と話す。 中学校の完全給食実施、 高齢者家庭への暖房用灯油無料配布、 診療所への無料送迎などの公約を訴えている。





この記事と関連がありそうな過去の記事

powered by weblio


05.紀の川・岩出・海南・紀美野 - 同カテゴリの記事


02.政治・経済 - 同カテゴリの記事






カテゴリー
社会
事件・事故
政治・経済
スポーツ
文化・くらし
紀の川・岩出・海南・紀美野

これまでの特集
月別アーカイブ
株式会社 和歌山新報社
cypress.gif