2010年02月08日

03.スポーツ

開智、信愛が優勝、春高バレー県大会

第41回全国高校バレーボール選抜優勝大会開智

多彩な攻撃で攻める和中主将(開智)

第41回全国高校バレーボール選抜優勝大会の県大会決勝が6日、 和歌山市中之島の県立体育館で行われ男子は開智が16年連続16回目、 女子は信愛女子短大付属が5年連続25回目のVを飾り全国切符を手にした。 男女とも昨年と同じ顔合わせとなり、 男子は開智が和歌山北をセットカウント3―0のストレート勝ちでことしも圧倒。 女子は信愛が後半から強さを発揮して3―0で勝利した。 本大会は3月20日、 東京・国立代々木競技場で開かれる。

【男子】
開智3(25―10、25―8、25―15)0和歌山北

第1セットから開智の猛攻が開始。 宮﨑、 川端の両セッターが丁寧なトスワークで好機を作ると、 和中主将、 吉田がフェイントや速攻、 角度を付けたスパイクなど多彩な攻撃で応えた。 第2、 3セット以降も攻守で開智が圧倒し、 途中出場のセッター岡村も和中とのコンビだけでなく、 自らもサイドから高い跳躍を見せ、 相手コートのすきを突いたスパイクを何度も決めてチームに貢献。 小川も緩急をつけ、 サイドから積極的に攻めた。 岡村、 小川、 吉田の3枚ブロックは、 和歌山北の反撃を寄せ付けず、 優勝を勝ち取った。

和中主将は 「自分たちのプレーはできました。 ただミスの後にミスが続くなど甘さもあり、 全国では簡単な失敗が敗北につながるので気を引き締めたいです」、 吉田は 「後半は油断してしまいました。 全国ではブロックがついて来られないようなスピードと変化球を打って日本一を目指します」、 宮﨑は 「コンビプレーはまだまだ正確じゃないけど、 スパイクとブロックはうまくできたので今日の試合は50点です」、 小川は 「サーブで相手を崩せたのが良かった点。 ミスを少なくして全国ではトップを目指します」 とそれぞれ意気込んでいる。

〔開智〕 監督=福井將人▽コーチ=奥長康治▽マネジャー=平田恵一▽主将=和中謙治▽選手=長谷鈴之介、吉田寛、小川直通、桐石裕弥、宮﨑悠聡、岡本聖史、岡村和、角谷一樹、川端修、岡和起、丸山正貴、西河内亮秀、山東伸也、吉川浩樹、藤原隆徳
第41回全国高校バレーボール選抜優勝大会開智
16年連続、 16回目の全国出場を決めた開智


【女子】
信愛3(25―19、25―11、25―12)0熊野

第1セットは、 信愛が緊張からか力を発揮できずに熊野に苦戦したが、 岡崎と清水の2年が奮起、 左右を使い分けたスパイクと呼吸の合ったブロックで攻守にわたって活躍した。 特に清水が場外へ跳ねたボールを体を張ったプレーで得点につないでからは信愛のリズムとなり、 1セットを奪うと第2、 3セットは本領を発揮。 吉田と清水が積極的にスパイクを繰り出し、 リベロ荒堀主将もこぼれ球を少なくしてチームをサポート。 松井は清水との連携ブロックで力を発揮し、 快勝した。
信愛女子短大付属
2年の底力を見せた岡崎(信愛)

荒堀主将は 「清水のナイスプレーで頑張ろうという気持ちがチームに伝わりました。 課題はミスが連続してしまうこと。 全国では粘りのプレーをしたいです」、 清水は 「主力のレフトが避けられていたからライト、 センターが頑張らないと。 全国では2回戦突破を目指して頑張ります」、 岡崎は 「1年に負けてられない。 フェイントのタイミングを逃したり、 課題点も見つかりました」、 宮井は 「アウトボールが多かったのが課題。 相手の動きを見ながら打てたのは収穫。 先輩の目標だった全国2回戦を突破したいです」 とそれぞれ話した。

〔信愛〕 監督=田村学▽コーチ=中岡めぐみ▽マネジャー=岡崎果苗▽主将=荒堀恵里▽選手=岡崎果林、清水美来、松井香奈恵、吉田奈未、宮井遥、原まなみ、田上千裕、高田祐衣、梶田つかさ、山本津麻紗、阪上紗也子、藤永奈緒、松田恵留、庄司眞美子、田中莉紗子、里村藍、西出彩乃 信愛女子短大付属
5年連続、 25回目の全国切符を手にした信愛





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