サッカーU13、アズールが2連覇

中学1、 2年生を主体としたサッカーU―13のJFAプレミアカップ県大会の決勝が28日、 和歌山市毛見の紀三井寺公園陸上競技場で行われ、 岩出FCアズールが2連覇を達成した。 セレッソ大阪・和歌山との対戦は2点を先取される厳しい展開となったが、 丸畑と井上主将のゴールで同点としたアズールは後半21分、 宮田がゴールキーパーの頭上を抜く絶妙のシュートを決め逆転、 そのままリードを守り関西大会への切符を手にした。

アズール3(1―2、2―0)2セレッソ
大会は中学校、 クラブチームを合わせ15チームが出場。 予選リーグ、 8強による決勝トーナメントはいずれも60分ゲームで熱戦が繰り広げられた。

決勝はアズールのキックオフで前半が始まり、 序盤から激しいボールの奪い合いとなったが、 スピードを生かした攻撃でセレッソが11分に長滝のゴールで先制。 18分には飛び出したゴールキーパーをかわして加佐が2点目を挙げた。 やや劣勢になったアズールも井上主将を中心に積極的に攻め、 終了間際の28分、 丸畑が相手ディフエンスを振り切り1点を返した。

後半に入り反撃ムードのアズールは、 8分に井上主将の鮮やかなシュートで同点とすると主導権を握り、 21分には井上主将からパスを受けた宮田が落ち着いたプレーで見事な勝ち越しゴール。 ゴールキーパーの動きを的確に判断した技ありの1点は大きく、 2年連続4回目の優勝にスタンドからも大歓声がわき起こった。

井上主将は 「最高の試合です。 みんながそれぞれの役割を果たしてくれたのが優勝に結びついたと思います。 関西では1つでも多く勝ちたいです」 と意欲を示した。 優勝ゴールを決めた宮田は 「狙っていたところにシュートでき、 うれしいです」 と笑顔がこぼれた。 保田監督は 「子どもたちがよく頑張ってくれました。 最初は相手のJリーグのユニホームに気後れした感じがありましたが、 ここで負けたら終わりという悔しさにみんなが奮起した結果です」 とイレブンの自主性を強調した。

関西大会は14日に滋賀県守山市のビッグレイク、 20日に大阪府堺市のサッカー・ナショナルトレーニングセンターで開かれる。

優勝、 準優勝イレブンは次の皆さん。

【優勝・岩出FCアズール】監督=保田義忠▽主将=井上竜也▽選手=岩永響、 水田泰斗、 山本和杜、 竹中愁人、 松尾優一郎、 灰野晴、 吉田創信、 宮田日向、 西川拓良、 丸畑智哉、 西井拓実、 中島大智、 松岡拓哉、 明神和史、 山田有真、 赤松大、 西嶋勇偉、 赤松直樹、 佐古隼己、 川﨑健太、 武本祥太、 櫻井翼、 東昭太

【準優勝・セレッソ大阪・和歌山U―15】監督=梶野智幸▽主将=大野聖人▽選手=瀬見礼矢、 木村貴哉、 土谷恒輝、 北川航生、 上須啓太、 細谷慶太郎、 田中エリキ優一、 中深裕太、 金将来、 市川久也、 南谷和輝、 中尾海、 長滝智紀、 加佐怜人、 中深敬太、 林勇斗、 田中優暉、 西口黎央、 花田佳惟斗

15チームが熱戦
【予選リーグ】
《A》1岩出FCアズール2勝1分け2和歌山大付属中2勝1敗3明和中1敗2分け4海南二・三・下津二中合同2敗1分け
《B》1西脇中2勝2ミラグロッソ1勝1敗3日進中2敗
《C》1串本・潮岬中合同3勝2日高フューチャーズ2勝1敗3バレンティア1勝2敗4東中3敗
《D》1セレッソ大阪・和歌山2勝1分け2デポルターレ2勝1分け3ベローラ2敗1分け4紀之川中2敗1分け(同勝率は得失点差)

【決勝トーナメント】1回戦=アズール3―1デポルターレ、 西脇中2―1日高フューチャーズ、 ミラグロッソ3(PK5―4)3串本・潮岬、 セレッソ1―0和大付中▽準決勝=アズール5―3西脇中、 セレッソ3―1ミラグロッソ