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卒業生代表の言葉を述べる山田さん |
海南市下津町丸田の市立海南下津高校(上野幸浩校長)体育館で1日、 初めての卒業式が行われ、 食物科16人、 家政科20人の計36人が慣れ親しんだ学びやを巣立った。 式では家政科の山田くるみさんが卒業生代表の言葉を述べ、 涙で声を詰まらせながら、 これまで支えてくれた教職員や家族に感謝、 「誰に見られても絶対に恥じない生き方をし、 海南下津の第一期生として精一杯努力していきます。 力強く真っすぐに」 と誓った。
式には在校生約110人と保護者、 来賓ら約60人が出席。 卒業生を代表して中村紘子さん(食物科)と伊藤麻菜美さん(家政科)が上野校長から卒業証書が受け取り、 食物科を代表して松本妹子さんに調理師免許が交付された。
上野校長は宇宙飛行士・若田光一さんが宇宙から見た地球に感謝した話を紹介し、 「自分の置かれている所から離れてみると、 視野が広がるだけでなく感謝の気持ちが生まれる。 自分の生き方を世の中に示すとともに、 客観的な目を忘れないで」 と式辞。 神出政巳市長はチリやハイチの大地震に触れ、 「一寸先は何が起こるか分からない時代。 安易に他人に流されず夢を実現し、 常しえの幸せをゲットして」 とはなむけの言葉を贈った。 在校生代表の安藤はづきさん(2年)は 「学校の歴史は始まったばかりですが、 先輩たちに教えていただいたことを糧に、 より良い伝統を築いていきたい」 と送辞を述べた。
同校は市立高校の再編整備により、 旧海南市高校と旧下津女子高校が統合して平成19年4月に開校。 食物科は県内で唯一、 卒業とともに調理師免許を取得できる。
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