2010年03月01日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

海南下津高で初めての卒業式

市立海南下津高校

卒業生代表の言葉を述べる山田さん

海南市下津町丸田の市立海南下津高校(上野幸浩校長)体育館で1日、 初めての卒業式が行われ、 食物科16人、 家政科20人の計36人が慣れ親しんだ学びやを巣立った。 式では家政科の山田くるみさんが卒業生代表の言葉を述べ、 涙で声を詰まらせながら、 これまで支えてくれた教職員や家族に感謝、 「誰に見られても絶対に恥じない生き方をし、 海南下津の第一期生として精一杯努力していきます。 力強く真っすぐに」 と誓った。

式には在校生約110人と保護者、 来賓ら約60人が出席。 卒業生を代表して中村紘子さん(食物科)と伊藤麻菜美さん(家政科)が上野校長から卒業証書が受け取り、 食物科を代表して松本妹子さんに調理師免許が交付された。

上野校長は宇宙飛行士・若田光一さんが宇宙から見た地球に感謝した話を紹介し、 「自分の置かれている所から離れてみると、 視野が広がるだけでなく感謝の気持ちが生まれる。 自分の生き方を世の中に示すとともに、 客観的な目を忘れないで」 と式辞。 神出政巳市長はチリやハイチの大地震に触れ、 「一寸先は何が起こるか分からない時代。 安易に他人に流されず夢を実現し、 常しえの幸せをゲットして」 とはなむけの言葉を贈った。 在校生代表の安藤はづきさん(2年)は 「学校の歴史は始まったばかりですが、 先輩たちに教えていただいたことを糧に、 より良い伝統を築いていきたい」 と送辞を述べた。

同校は市立高校の再編整備により、 旧海南市高校と旧下津女子高校が統合して平成19年4月に開校。 食物科は県内で唯一、 卒業とともに調理師免許を取得できる。





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