「改革始まったばかり」、仁坂知事が2選へ出馬表明

仁坂吉伸知事は5日、 県議会一般質問でことし暮れに予定されている知事選について、 「県政を一層強力に推進するために引き続き知事としての県政をリードする責を負わせていただきたい」 と、 再選に向けて出馬することを正式に表明した。

吉井和議員 (自民) の質問に答えた。 仁坂知事は、 前知事の不祥事と辞職の後を受けて就任した1期目の3年余りについて、 和歌山の名誉を挽回し県の勢いを回復するため 「私自身すべてを尽くして働き続けてきた」 と説明。

その上で 「清潔な県政の実現は県民の信頼を勝ち得た」、 また経済不況対策についても 「県の健闘が目立ち始めている」 としたが、 「改革は始まったばかり。 もっともっと努力し続けることによって将来の大きな成果を期待できるようなものも数多くある」 とした。 午前中の議会終了後、 会見した仁坂知事は政党の推薦などについて 「政党を含めすべての団体から応援を得たい」 などと述べた。 前知事選では仁坂知事は自民党、 公明党から推薦を受け、 共産党推薦候補に圧勝している。 次期知事選について民主党県連は 「知事選では自民との相乗りはしないとの党の方針がある。 民主党は現在、 候補者を数人に絞って打診交渉している」 とした。