2010年03月16日

02.政治・経済

「ザ・コーヴ」で質問主意書、鶴保参院議員

太地町のイルカ追い込み漁を、隠し撮りを駆使して批判的に描いた作品で第82回米アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞した 「ザ・コーヴ」 (ルイ・シホヨス監督) について、 鶴保庸介参院議員が15日、 政府に適切な対応を求める質問主意書を参院議長に提出した。 17日に内閣提出、 23日に答弁書が閣議決定される予定。

質問主意書で同議員は、 アカデミー賞受賞で地元漁協などには抗議電話が多く寄せられ、 地域住民に大きな戸惑いを与えており、また、 撮影を拒む漁業関係者の撮影と悪人視は肖像権を侵害し著しい名誉棄損と指摘。

その上で、 同映画で全国各地の漁業に大きな被害が発生することを懸念し、 地元関係者が求めている国内での上映中止などについて政府の適切な対応を求めている。

イルカの追い込み漁は太地町の入り江「鼻尻湾」にイルカを追い込む同町の伝統的な漁法。監督は「冷淡で残酷。イルカ肉からは水銀も検出されている」などと主張している。





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