2010年03月25日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

加茂第一、第二小学校で閉校式

仲垣内教育委員長に校旗を返還する楠校長㊧(加茂第一小学校) - 加茂第一、第二小学校で閉校式

仲垣内教育委員長に校旗を返還する楠校長左(加茂第一小学校)

少子化に伴い統合する海南市下津町小松原の市立加茂第一小学校(楠友美子校長、児童160人)と、下津町市坪の市立加茂第二小学校(宮尾輝美校長、児童26人)で24日、閉校式が行われ、ともに115年の長い歴史に幕を下ろした。両校の伝統は、新年度、加茂第一校舎に開校する「加茂川小学校」へと引き継がれる。


両校とも明治27年の創立。今年度までに加茂第一は4677人、加茂第二は3301人の卒業生を送り出した。昨年度閉校した仁義小学校は先に加茂第一と統合しており、3校が新学校へと再編されることになる。

加茂第一の閉校式には約300人が出席。仲垣内寛教育委員長は「今年度末をもって加茂第一小学校は閉校するが、その歴史と伝統は脈々と新しい加茂川小学校の歴史の中へと刻み込まれるものと確信している」とあいさつ。神出政巳市長は今日まで同校の発展に尽力した保護者、地域住民、教職員に厚く感謝し、「今後とも仁義・加茂地区の子どもたちの健やかなる成長のために一層のご支援、ご協力を」と祝辞を述べた。児童代表の前山周平君(5年)は「学校は多くの大切なことを教えてくれた、たくさんの思い出を作ってくれた。みんなで力を合わせて、新しい加茂川小学校も素晴らしい学校にしたい」と述べ、楠校長から仲垣内教育委員長に校旗が返還された。

加茂第二の閉校式には約200人が出席。児童代表の森本英太君と森本晃矢君(ともに5年)が「学校が教えてくれた、何事も一生懸命取り組むこと、友達を大切にすることを忘れずに頑張ります」、「長い間ありがとう、そしてさようなら」と元気な声で学校に別れを告げた。

同校では式後に閉校記念イベントもあり、ウインズ・平阪佳久さんの楽しいトークコンサートを満喫。記念イベントには多くの地域住民が訪れ、母校での昔話に花を咲かせていた。





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