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満開の桜の中、 勝ちどきを上げながら歩く武者行列 (和歌山公園で) |
戦国の鉄砲大将、 雑賀孫一を知ってもらい和歌山市の活性化を図ろうと、 孫市の会 (森下幸生会長) は28日、 和歌山市の本願寺鷺森別院などで雑賀孫市まつりを開催し、 甲冑 (かっちゅう) をまとった雑賀衆が武者行列するなど町一帯が戦国ムードになった。
毎年行っており、 ことしで6回目、 約6000人が訪れた。 県外からの参加者も含め、 約120人の武者行列が勝ちどきを上げながら練り歩いた。 雑賀衆が顕如上人をもてなしたという、 大根やニンジン、 鶏肉をだしで炊いて梅ソースを添えた孫市鍋が振る舞われた。
恒例となっている雑賀鉄砲衆の鉄砲演武では、 火薬を使う火縄銃を実際に空に向かって撃つと、 地面がふるえるような大きな音が鳴り響き、 りりしい姿に観客も見入っていた。 また、 ことしは新しいイベントとして、 同別院前の道路で 「着ぐるみサミット~歴キャラ大集合~」 を実施。 おなじみのまごりん、 岩出市のそうへいちゃんや県外からマスコットキャラクター9体が登場し、 子どもなどから人気を集めていた。
家族で訪れていた同市園部の撫養有紀子さん (35) は 「初めてです。 和歌山市駅前の看板で孫一の存在は知ってたけど、 聞いたことはあまりなかったです。 県外の人にも広がって盛り上がったらいいですね」、 長男の英祐君 (5) は鉄砲演武に夢中になっており、 「かっこいい。 僕も鉄砲撃ってみたい」 と話していた。
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