2010年03月29日

00.社会

孫市まつり6000人でにぎわう

雑賀孫市まつり

満開の桜の中、 勝ちどきを上げながら歩く武者行列 (和歌山公園で)

戦国の鉄砲大将、 雑賀孫一を知ってもらい和歌山市の活性化を図ろうと、 孫市の会 (森下幸生会長) は28日、 和歌山市の本願寺鷺森別院などで雑賀孫市まつりを開催し、 甲冑 (かっちゅう) をまとった雑賀衆が武者行列するなど町一帯が戦国ムードになった。

毎年行っており、 ことしで6回目、 約6000人が訪れた。 県外からの参加者も含め、 約120人の武者行列が勝ちどきを上げながら練り歩いた。 雑賀衆が顕如上人をもてなしたという、 大根やニンジン、 鶏肉をだしで炊いて梅ソースを添えた孫市鍋が振る舞われた。

恒例となっている雑賀鉄砲衆の鉄砲演武では、 火薬を使う火縄銃を実際に空に向かって撃つと、 地面がふるえるような大きな音が鳴り響き、 りりしい姿に観客も見入っていた。 また、 ことしは新しいイベントとして、 同別院前の道路で 「着ぐるみサミット~歴キャラ大集合~」 を実施。 おなじみのまごりん、 岩出市のそうへいちゃんや県外からマスコットキャラクター9体が登場し、 子どもなどから人気を集めていた。

家族で訪れていた同市園部の撫養有紀子さん (35) は 「初めてです。 和歌山市駅前の看板で孫一の存在は知ってたけど、 聞いたことはあまりなかったです。 県外の人にも広がって盛り上がったらいいですね」、 長男の英祐君 (5) は鉄砲演武に夢中になっており、 「かっこいい。 僕も鉄砲撃ってみたい」 と話していた。





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