2010年04月23日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

投票率70%に届くか、海南市議選後半

海南市議選

自転車で住宅地を回りラストスパートをかける候補者

いよいよ25日に投開票が迫った海南市議選(定数22)。 各候補者は選挙カーや自転車で市内を回り、 のどをからして最後のお願いに奔走している。 一方、 立候補者の少なさなどから有権者の関心は低いようで、 旧海南市地域の多くの陣営は投票率について 「70%に届かないのでは」 と危惧(きぐ)しているようだ。組織票のない陣営事務所からは 「とにかく投票に足を運んでもらいたい」との声が聞かれる。

定数24に対して9人オーバーの33人が立候補した前回は、 トップ(1818票)と最下位(896票)の差が倍ほどあったが、 今回はそこまでの差は付かないと読む陣営が多い。 ある陣営関係者は 「当選ラインは約1100票、 トップは約1500で、 あとは団子状態ではないか」 と予想する。

海南市では過去の選挙を見ても若手新人が支持を集める傾向があるといい、 今回も少年野球などスポーツ団体の支持を受ける新人が上位候補と注目されている。 この候補者の陣営でもやはり手応えは感じられる様子だが、 「ふたを開けてみるまで分からない」 と陣営の引き締めに躍起だ。 また元市職員の新人も地域をがっちり固め、 上位に食い込むのではとの声が多い。 子育て支援を強調する最年少の新人もたびたび話題に上り、 どれだけ若い世代の票を集めるかに注目が集まっている。

公明党は前回同様3人を擁立しており当選は安全圏と言われている。 共産党は定数2減の中、 前回より1人多い4人を立てているが、 1人は今回唯一の女性候補で、 党の票をうまく割って女性の支持が集まれば全員通る可能性もありそうだ。

期日前投票数は告示から3日間で634票(21日現在)。 17日現在の有権者4万7950人(男2万2116人、 女2万5834人)に対する割合は2・95%となっている。





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