紀美野で初めての「星降る町の音楽会」

第1回 「星降る町の音楽会」 がこのほど、 紀美野町神野市場の文化センターで開かれ、 来場者はみさとホールに響くトランペットやピアノの美しい音色に聴き入った。 日本を代表するトランペット奏者・曽我部清典さん、 和歌山市在住のピアニスト・小池果奈さんの2人をゲストに迎え、 曽我部さんの生徒や、 野上中学校吹奏楽部も日ごろの練習の成果を披露した。

みさと天文台友の会 (徳山朋子会長) が主催。 曽我部さんは町内で音楽合宿 「トランペット未来塾」 を開いており、 以前から交流のあった同会が、 音響設備の整ったみさとホールをもっと生かそうと初めて企画した。

音楽会には塾生13人と吹奏楽部の約30人が参加。 第1部は塾生がデュオ、 トリオ、 カルテットで発表。 第2部は吹奏楽部が発表し、 2曲目の 「レイダース・マーチ」 では曽我部さんもトランペットで演奏に加わり花を添えた。

後半は曽我部さんと小池さんのデュオで、 ブクステフーデの 「来れ、 精霊、 我が主」 やブルックナーの 「アヴェ・マリア」 など3曲を演奏し、 来場者は甘美なメロディにうっとりしていた。

吹奏楽部3年の小野拓夢さんは 「緊張したけどみんなと演奏できて楽しかった」 とにっこり。曽我部さんは「多くの人に来てもらい本当に感謝の気持ちでいっぱい。 音楽を一生懸命にやる姿は美しいですね」と話していた。