2010年05月14日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

IC保険証「わみなカード」、県内では海南市で検証へ

IC保険証「わなみカード」

無料で発行できるわみなカード

海南市は、 健康保険証、 介護保険証、 年金手帳を一つにまとめた社会保障カードの和歌山版 「わみなカード」 の利用を呼び掛けている。 厚生労働省が全国7地域で展開する 「社会保障カード(仮称)の制度設計に向けた検討のための実証事業」。 県内では同市が実施地域となり、 今後は利便性や実用上の課題などを検証し、 地域の健康カードとして根付かせていく。

社会保障カードは、 日本で平成23年度に導入予定の健康保険証、 介護保険証、 年金手帳の役割を果たすICカード。 各地域で独自に取り組みが行われ、 和歌山の場合は、 Web処方歴、 健康管理、 共通診察券といったサービスを付加、 地域医療の連携を深めていく。 また、 パソコンや携帯などの端末を通じてカードの情報を閲覧したりできるほか、 テレビ和歌山の地上デジタル放送と連携して、 テレビ画面から利用することもできる。 7地域中テレビとの連携は和歌山のみ。 実証期間は7月下旬まで。 わみなカードでは期間終了後も2年間は検証していく。

事業主体は(株)サイバーリンクス、 テレビ和歌山、 NPO法人和歌山地域医療情報ネットワーク協議会で構成する 「わかやま安心医療・社会保障カードコンソーシアム」。 13日の説明会では、 各企業などから導入手順や操作方法などが紹介され、 参加者は熱心に説明を聞いていた。

事務局は 「多くの人が参加することでさらに便利になる。 市民目線となって内容を充実させて、 県全体に広げていきたい」 と話している。

カードの詳しい問い合わせは、 事務局(フリーダイヤル 0120・976・837)まで。





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