2010年05月21日

02.政治・経済

奨励金効果くっきり、和歌山市の資源集団回収

和歌山市が募集している資源集団回収の登録団体が募集開始から1週間で20件を数えた。 昨年11月にも登録団体を募ったがわずか1団体だったことに比べると大きな飛躍。 背景には1団体に上限6万円の奨励金を出す政策が奏功しているようで、 今後も増加していくと見られる。

資源集団回収は、 NPOや自治会など市民団体が資源ごみを集めて回収業者に引き渡し、 業者からは資源回収による料金が支払われるという、 行政と市民、 業者による三位一体の回収システム。 リサイクル率を高めるために全国の自治体で実施され、 中核市レベルで約1万トンの資源ごみが集まるという。

一般廃棄物課によると、 10日から募集を開始し、 17日までに登録したのは自治会や婦人会、 NPO、 少年サッカークラブなど20団体。 同課は 「今後も各団体に協力を呼び掛けたい」 としている。

昨年の募集時と変わったのは、 奨励金制度。 新聞や雑誌などの古紙や金属類は1キロにつき2円▽びんや布類は同4円▽ペットボトル同3円の奨励金が出る。 ただし、 1団体につき上限は6万円で、 金属はびんの量の3倍までとなっている。 同課は 「やはり奨励金の効果は大きい」 と話している。

登録した団体は、 年に3回以上、 4カ月に1回程度資源回収を実施することが要件。 そのほかに、 かんやびんなどそれぞれの区分ごとに定める基準に従い回収する必要がある。

登録は先着100団体。 問い合わせは、 同課 (TEL073・435・1352) まで。





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