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県職労の定期大会であいさつする仁坂知事 |
県職員労働組合は21日、 和歌山市の県勤労福祉会館で第69回定期大会を開き、 ことし11ないし12月に予定されている知事選について、 2期目を目指し出馬表明している現職の仁坂吉伸氏 (59) を推薦することを決めた。 同氏からの推薦依頼を受けて政策協議を深める中で、 前知事の不祥事で混乱した県政を立て直し、 良好な労使慣行の尊重を明確にしている点などを評価したとしている。
県発注工事をめぐる談合事件で逮捕された木村良樹前知事の辞職に伴う前回知事選 (平成16年) では、 県職労は立候補予定者から推薦依頼などなく、 異常事態の中で人柄や政策などを判断するのは難しいとして 「自主投票」 だった。 県職労の組合員は3月末現在4080人。
県職労は上部団体に民主党の最大の支持組織の連合和歌山がある。 知事選では民主党は自民党と相乗りはしない方針を示しており、 県職労の今回の決定は対抗馬を模索している民主党県連の動向に微妙な影響を与えそう。 前回、 民主党は独自候補擁立を見送りに仁坂氏は自民、 公明の推薦を受けている。
定期総会ではこのほか、 夏の参院選比例区で民主新の江崎孝氏 (54) の推薦を決定。 江崎氏は自治労中央本部特別執行委員、 福岡県出身。 和歌山選挙区では民主新、 島久美子氏(54)の推薦を決めている。
また、 役員改選で新たに坂頭徳彦氏(46)が就任した。
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