2010年05月29日

02.政治・経済

オークワと「業務スーパー」合弁会社設立へ

(株)オークワ (本社=和歌山市中島、 福西拓也社長) と 「業務スーパー」 を展開する(株)神戸物産 (本社=兵庫県稲美町、 沼田昭二社長) は28日、 神戸物産グループが開発した総菜などをオークワの店舗に供給する合弁会社2社を設立することで合意した。

「(株)OKクリエイト」 と 「(株)オーデリカK」 の2社で、年間総額9000万円を出資、 出資比率はオークワと神戸物産それぞれ50%。 社長はオークワの福西社長が就任する。

合弁会社は6月8日に設立、 同月下旬をめどに事業を開始する予定で、 「両社グループが長年培ってきた専門領域でのノウハウ、 技術を集結し、 他小売業との差別化を図るための事業展開と運営を行っていく」 としている。

神戸物産は、 全国523店舗を展開する「業務スーパー」 のフランチャイズ本部。 自社農園での栽培、 自社工場での加工、 自社物流システムで店舗配送するなど、 食のSCM (サプライチェーン・マネジメント) を確立している。

「(株)OKクリエイト」 は、 神戸物産グループ開発の商品をオークワ店舗に供給。「(株)オーデリカK」は神戸物産グループで外食産業などを統括する神戸物産子会社の(株)神戸クック運営の日本初のデリスタイルマーケット 「Green K」 をオークワ店舗に導入していく。 神戸物産グループの 製と、 オークワグルー プ の 販 による相乗効果で、 両社の流通業界のリーディングカンパニーとしての存在確立と総菜分野の新事業領域実現を目指す。

オークワは2月期の決算で、 グループ全体の連結業績は営業収益は過去最高の2895億円だったが、 経常利益は同22・2%減の59億円、 当期純利益は同43・8%と大幅に減って23億円となる増収減益。 今回の合弁会社設立は 「将来に向けた持続的な事業発展が目的」 としている。





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