2010年06月13日

03.スポーツ

慶風男女テニス部が全国に向け気合十分

私立慶風高校テニス部

紀美野町の私立慶風高校 (田原サヨ子校長)が6日に開かれた県高校総合体育大会テニスの部で、 男子団体は2年連続、 女子団体は4年連続で優勝。 また、 単複各種目でも頂点に立ち、 6冠を達成した。 県内屈指の実力者たちが、 7月30日から沖縄で開かれる全国大会に向けて日々練習に取り組んでいる。

沢英樹監督 (49) はテニスに必要な要素を 「心・技・体」 と語り、 普段から週に1回10キロから12キロのランニングを行い、 テニスに必要な持久力を養っている。 また、 足腰を鍛えるためにダッシュ練習も取り入れ、 俊敏性の強化も図っている。

沢監督が特に重要視するのは 「心」。 「心が弱ければ技術や体力があっても勝てない。 積極的な練習を積み重ねることで心を鍛えることが大切」との持論に基づき、指導している。

男子単で優勝した2年の菊本一輝選手は冷静なテニスを展開するオールラウンドプレーヤー。 決して恵まれた体格ではないが、 持ち前の細かいプレーで自分のリズムをつくり出し、 相手のミスを誘う。 「全国ではねばり強さを発揮してミスをしないようにしたい。 ベスト8を目指します」 と気合十分。

男子単で準優勝に輝いた2年の今諒哉選手は、 最近めきめきと力を付けてきたサウスポー。 サーブとフォアハンドで押していくプレーに沢監督も期待している。 今選手は 「攻めて攻めて相手を打ち倒すテニスをしたい。 まず1勝、 そしてベスト8を目指します」 と力強く話した。
また、 団体戦でチームを引っ張る金太優主将は 「声、 ガッツ、 元気を出して去年達成できなかったベスト8を狙います」 と話した。

女子単で優勝した3年の布目千尋選手は、 全日本ジュニアで準優勝を飾った経歴を持っている実力者。 粘り強いテニスが特徴で、 脚力とパワーを兼ね備えている。

女子単準優勝の大坪慧美選手 (2年) は技術の高いプレーヤー。 ドロップショットやドライブボレー、 相手の裏をつくテニスで相手を翻弄 (ほんろう) し、 「沖縄開催なので体力では負けないようにしたい。 パワーがないので相手の嫌なところをついていきたい」 と意欲的だ。

女子単3位になった東原佳奈主将(2年)は、持ち前の足を使った粘りのテニスを得意としている。2年生で主将を務めるその結束力は指揮官も認めている。女子団体の優勝を目指す東原主将は「後ろでゲームを組み立てて、ボレーで決めていきたい。気持ちで負けないように積極的なプレーで一つでも上を目指します」と意気込んだ。

沢監督は「常に挑戦者の立場で一戦一戦挑みたい。男子はベスト8、女子は優勝を目指します」と抱負を語った。





この記事と関連がありそうな過去の記事

powered by weblio


03.スポーツ - 同カテゴリの記事






カテゴリー
社会
事件・事故
政治・経済
スポーツ
文化・くらし
紀の川・岩出・海南・紀美野

これまでの特集
月別アーカイブ
株式会社 和歌山新報社
cypress.gif