2010年06月18日

00.社会

水上は5種目で競う、県消防救助技術会

第39回和歌山県消防救助技術会

おぼれている人を助ける想定の溺者救助

消防救助活動に必要な体力や技術を養うことを目的とした、 第39回県消防救助技術会が15、 16の両日に開かれ、 県内17消防本部の消防職員約200人が陸上の部7種目、 水上の部5種目で日ごろ鍛えた腕を競い合った。

16日、 和歌山市冬野の県消防学校では水上の部が行われ、 県内の3消防本部から13人 (和歌山市消防局8人) が参加。 平泳ぎなどの基本的な泳ぎ、 ロープや救命ふかん (浮輪) を使った救命活動を標準タイムや安全確実性などで競い合った。

おぼれた人を助ける競技 「溺者救助」 では、 要救助者役一人を含んだ3人一組のチームで取り組み、 救助ロープを浮輪に結び付けた一人が25メートル先にいる要救助者目がけて泳いだ。 プールサイドのもう一人の競技者はロープを引っ張り、 2人の息を合わせて標準タイムを目指した。

要救助者を泳いで助けた中消防署警防隊、 島本慎吾消防士 (27) は 「和歌山は海や川があり水難事故が多い。 訓練を積んでおけば、 現場で技術を生かせる自信がつくと思う」 と話していた。

同技術会の陸上の部3種目 (障害突破、 ロープブリッジ救出、 引き上げ救助) と水上の部の県代表に選ばれた選手は、 7月29日の第39回消防救助技術東近畿地区指導会 (京都市)、 陸上の部4種目 (ロープブリッジ渡過、 はしご登はん、 ロープ応用登はん、 ほふく救出) は8月27日の第39回全国消防救助技術大会 (同) へ出場する。

結果は後日。





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