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梅干しづくりを体験する子どもたち |
子どもたちに県の食文化を伝えて農産物の理解を深めてもらおうと、海南市山田の市立大野小学校(中浴正喜校長)で18日、県と県教委による梅需給・販売対策プロジェクト 「伝えよう和歌山の食文化~小学生が梅干し作りに挑戦~」 が行われた。 6年生48人が伝統的な白干梅(しらぼしうめ)の加工に挑戦したほか、梅干しの歴史、種類、県の生産状況などを学んだ。
プロジェクトはウメの消費拡大などを図るのが目的。 6月中に県内小学校や特別支援学校の13校で梅干しの加工教室を開き、 食育推進を図る。 この日は県農業生産局果樹園芸課、 海草振興局農業技術職員、 食育ボランティア、 同校の栄養教諭などが講師となってウメの漬け方を指導した。 梅干しづくりは同校で初めて。
ウメは県内で収穫した南高梅が約40キロ用意され、 子どもたちは丁寧に水洗いした後、 ペーパーで水分をふき取り、 竹串を使ってへたを取って準備した。 次にホワイトリカーを付け、 ウメ10キロに対して2キロの塩をまぶし、 たるに漬けていった。 約1カ月後、 晴れた日に天日干しを3日間行い、 梅干しができあがる。 最後にウメについての質問会も開かれ、 「梅干しはいつから食べられていたの」 「酸っぱい以外にも味はあるの」 といった質問が出た。 林巧実君 (11) は 「いいにおいがした。 へたを取ったり、 塩で混ぜるところが楽しかったです」 と話していた。
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