2010年06月24日

02.政治・経済

公示、3候補力強く第一声、消費税増税等争点に

民主新 島久美子候補(54)
もっと日本を変えたい
民主新 島久美子候補(54)
島候補の出陣式は、 和歌山市鷺ノ森明神丁の選挙事務所前で行われた。 民主党本部の石井一副代表や岸本周平、 阪口直人、 玉置公良の3衆院議員、 松見弘和歌山市副市長らが出席。 集まった約300人 (主催者発表) の支援者らを前に 「大きな壁に挑みます。 力を貸してください」 と訴えた。

始めに、 党県連代表の岸本衆院議員が登壇し、 「日本を変えるために女性のパワーが必要。 しかし、島には知名度がない。 このままでは歯が立たない。 皆さんの力で勝たせてほしい」 と呼び掛け、 石井副代表は 「これほど実績のある人はいない。 爽やかな女性候補です。 頑張れば金星があげられる重点候補の一人です」 と話した。

島候補は、 「県内全市町村で皆さんの 『もっと変えたい』 という思いを受け止め、 立候補します」 と第一声。 「33年間の活動で弱い立場の人を支援してきました。 しかし、なぜ私たちの思いや地域の実情が政治に届かないのかと悔しい思いをしてきました。 その経験を国政に届けたい」 とし、 「私には知名度も輝かしい経歴もない。 小さな体に 『もっと日本を変えたい』 という気持ちがあるだけ。 全力を尽くして戦います」 と力強く訴えた。

1民主党県連副代表2特定非営利活動法人わかやまNPOセンター専務理事、 県NPOサポートセンター・センター長3信愛女子短期大学卒4和歌山市西の店


自民現 鶴保庸介候補(43)2
地方を守り国に活力を
自民現 鶴保庸介候補(43)2
鶴保陣営の出陣式は和歌山市北汀丁の選挙事務所であり、 鶴保候補が大勢の支持者らを前に第一声。 「都会と比べ遅れている地方、 和歌山を守るためには全国一律の基準をなくす革命的な改革が必要だ」 と強調、支援を呼び掛けた。

出陣式には地元選出の自民党の国会議員、 県議会議員、 幸福実現党の大江康弘参院議員、 仁坂吉伸知事らのほか、 自民比例区から出馬した松浪健四郎候補らも姿を見せた。

陣営の選対本部長を務める世耕弘成参院議員は 「民主党の迷走、暴走を止めることができるかどうかの戦い。 皆さんの力で衆参のねじれの状況をつくろう」 と力強くあいさつ。

鶴保候補は第一声で 「多くの皆様のおかげで手づくりの出陣式を迎えられることは大変ありがたい。 民主党の不手際が分かって馬脚が表れてきた。 しかし、 批判のための批判はしない」 と前置きした上で、 「全国一律の基準で和歌山はじめ地方はやりにくくなっている、この構造的な問題を議論しなければいけない。 地方を守り、 国の活力を復活させたい。 そのために私に力を貸してほしい。 17日間戦い抜く」 と声を張り上げた。

1党国土交通部会副部会長、 党過疎対策特別委委員長代理2参議院厚生労働委員会委員長、 国土交通大臣政務官3東京大学法学部卒4岩出市桜台


共産新 吉田雅哉候補(34)
暮らし応援する政治に
共産新 吉田雅哉候補(34)
吉田候補は和歌山市元寺町の 「CITY! WAKAYAMA」 前で出陣式。 強い日差しの中、 集まった多くの支持者に消費税の引き上げ反対などを訴えた。

「県内各地を駆けめぐり、 本当に切実な声をたくさん聞いてきた。 『頑張って働けば普通に暮らせるようにしてほしい』 『農林漁業の収入が少ないから子どもや孫に継がせられない』『お金がないからなるべく病院に行かないようにしている』、 民主党政権はこの思いに応えているか」 と、現政権を猛烈に批判。 消費税の引き上げについては 「大企業の法人税を下げ、 税収が減った分の穴埋めに使われる。 消費税を上げても財政を立て直すことも、 社会保障を充実させることもできない。 こんなに国民をばかにした話はない」と、 断固反対を貫く意思を強調した。 そして 「最低賃金を上げて誰もが人間らしく働ける社会をつくる」 「農林漁業を再生し中小業者を経済の主役として応援する政治に変える」 「誰もがお金の心配なく医療や介護が受けられるよう社会保障を充実させる」 と3つのことを約束し、 「大企業を応援する政治から、 私たちの暮らしを応援する政治に変えよう」 と支持を訴えた。

1党県常任委員・国政対策委員長2日本民主青年同盟県委員長3高野山大学卒4岩出市相谷





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