2010年06月29日

02.政治・経済

候補者の横顔

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島久美子候補(54)民主新

候補者の横顔

社会を変えたいという一心

2月の出馬表明から始めた街頭演説はすでに2500回を数える。ショートカットも板に付き、「人生で初めて着た」というピンクの服をトレードマークに県内各地をくまなく回る。一日50回を目標にしているが「なかなか難しいですね。40回が最高です」と笑う。

和歌山市生まれ、和歌山市育ち。中高短大と信愛に通い、卒業後はNPO活動に没頭する。子育て支援活動を中心に、ここ10年間はほかのNPO団体を支援する仕事にかかわった。「地域社会のつながりを強くし、社会を変えたいという一心で取り組みました」と話す。

座右の銘は「義を見てせざるは勇なきなり」。中学生の時から胸に刻まれているという。高校時代の生徒会会長立候補、就職時...そして今回の参院選立候補打診があったときも「この言葉を思い出すことで原点に立ち返り、勇気をもらうことができた」。

動物占いはチーター。「とにかくひたすら前向き。失敗しても3秒で忘れる性格です」と自己分析する。

趣味は、舞台やコンサート観賞。最近は映画や落語を見てストレスを解消している。3年前からはウクレレを習い始めた。飼いネコの「コユキ」と会話を楽しむことは「いい息抜きになる」と笑顔。

初めて臨む選挙は国政という大舞台。「国民一人一人とつながらなければいけない。机上で処理するのではなく現場を直接感じる政治家が必要だと思います」。


鶴保庸介候補(43)自民現2

候補者の横顔

絵画、球技と文武両道

「それまでまったく興味はなかったんですけどね」。趣味の油絵は平成14年ごろから、年1作ほどのペースで描き続けている。きっかけは芸術議員連盟の事務局長に就任したこと。描くのは県内の風景ばかり。これまで「熊野古道」「潮岬」「四郷串柿まつり」など約10点を完成させた。政経文化画人展で入賞したことも。「1回描いてみて『合わんな』と思ったらやめてますよ。描いてる間は本当に無心になれてストレス解消になる。脳の普段使わない部分を使ってるなと感じます」。

自らも認める大の映画好き。昔は週に5本は見ていたという。映画議員連盟の事務局長を務めたこともある。おすすめは「何回見たか分からない」という「ゴッドファーザー」。何でも見るが、「恋愛ものは腹が立ってくるから見ない」とばっさり。

絵画、映画と文化的な趣味の一方、スポーツもゴルフ、テニスと何でもやる。特に高校、大学と取り組んできたハンドボールには思い入れがあり、今もマスターズの全国大会に年1回出場。「全身を使うスポーツだからいい。大会の後は満身創痍(そうい)になりますけど」と笑顔を見せる。

好きな言葉は遠大なはかりごと、遠謀を意味する「遠図(えんと)」。地方の格差是正解消に向け、全国一律の基準の撤廃などを強く訴え、「一人一人が本当に夢と希望を持てる社会を」と、三度目の国政の場を目指す。


吉田雅哉候補(34)共産新

候補者の横顔

「和歌山の海が好き」

「どんなときもマイペース。それが長所でもあり、短所でもありますね」。穏やかな落ち着いた雰囲気で自身の性格を分析する。あまり怒ることはないが「政治を見ていて許せないと思うことはたくさんある」と言い、「政治を変えたい」と立候補を決意した。

京都府出身。小中高と地元で過ごし、高校卒業後は高野山大学で日本史を学んだ。その後、日本民主青年同盟県委員長、日本共産党県委員会青年学生部長を歴任。青年の労働条件を改善する運動や、原水爆禁止、自衛隊の海外派兵反対などの平和運動に取り組んだ。

趣味はスポーツ全般の観戦。プロ野球は阪神タイガースのファン。「今はテレビで見る時間もほとんどないので、もっぱらラジオですね」。音楽も好きで、学生時代は音楽部でキーボードを担当、学祭では槇原敬之などの曲を弾き語りで披露した。

和歌山で好きな場所は海。「京都は山に囲まれていたので、海があるだけで気分が違う。特に南の方の海が好きですね」。

9カ月と3歳になる娘がおり、パズルや塗り絵でよく一緒に遊ぶという。最近は家にいる時間が少ないが、子育てには積極的だ。

座右の銘は「失敗は成功のもと」。「みんな失敗して覚えていくものなのに、それが許されないような状況になってきている。失敗しても立ち直ることができる、頑張りが報われる社会にしていきたい」と、共産党の議席拡大へ意気込む。





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