2010年07月02日

02.政治・経済

参謀インタビュー

1島陣営(しまくみ応援団)
岩田誠団長(70)
岩田誠団長(70)

活動の中で成長
島久美子候補が出馬表明してから、 若手を中心に立ち上がった 「しまくみ応援団」 の団長を務める。 当初、 「 (島さんは) 大丈夫かな」 と思ったが、 「頑張っている姿を見てすごい女性だと改めて思った」。 そのうえで、 島候補を 「市民活動の現場で悪戦苦闘しながら頑張った人」 と評価し、 「ネームバリューではなく福祉や子育て、環境問題に関して直接現場で汗をかいた人です」 と話す。

2月に街宣活動を始めたときは、 「声は小さくて遠慮がちにマイクを握っていた。 すごくおとなしい印象だった」 と振り返り、 「今、 本人は会うたびに精かんになっていく。 活動していく中で成長しているんだと思う」 と目を細める。

「国政に行けば、 NPO法のぜい弱な部分を正したり、 再構築することにリーダーシップを発揮してくれるはず。 しがらみもない。 和歌山だけでなく国レベルで大きな絵を描ける政治家になってくれることを期待しています」 と応援している。



2鶴保陣営(自民県連選対本部)
尾崎要二幹事長(57)
尾崎要二幹事長(57)

党の若きエース
「若くて一生懸命、まっすぐ。(考え方など)少しもぶれていない」。鶴保候補についてそう評するのは、自民党県連選対本部幹事長(県議、県連幹事長)の尾崎要二さん。

道路をはじめ県の農林水産業振興、過疎、地震・津波対策など。若い感性で県民の声を集約し、中央との太いパイプ役ともなっている党の若きエースに絶大な信頼を寄せる。

選挙戦は「単なる格好だけのパフォーマンスや空中戦など、人気取りはしない」と政策面での正攻法の戦い。「県内一円すべて大切ですが、衆院議席を失った1区(和歌山市)は天王山と見て、特に土日に力を入れて回っている」と次期衆院選をも視野に入れる。

友党の公明との関係は「推薦は受けていないが、県政での長い信頼関係があり、理解いただいている」。政権交代で野に下り、これまで以上に地道な活動を行った成果が問われる。「反転攻勢ののろしをあげる選挙。全力で戦う」と口元を引き締めた。



3吉田陣営(日本共産党県委員会)
竹内良平委員長(63)
竹内良平委員長(63)

民主でも自民でもない
昨年末の出馬表明から県内各地で街頭演説や集会を重ね、 農林漁業や医療福祉、 中小企業の事業者を100件以上訪問して生の声に耳を傾けてきた。

「皆さん今の生活、 仕事の行く末を憂い、 将来を真剣に模索されている。 昨年の衆院選では多くの人に 『政権を変えてみたい』 という思いがあったが、 政権交代から10カ月、 民主党に対する失望感が広がっている」 と話す。 「かといって自民党をもう一度応援するのも違う。 我々の政策を支持してもらえる要件が広がっているのでは」 と手応え上々のようだ。

今回最年少の吉田雅哉候補(34)とは10年以上の付き合い。 「非常に優しい、 周りへの気配りのできる人」 と魅力を話す。 選挙中は県内250支部と共に草の根運動を展開。 「消費税は収入の少ない人や中小企業に重い税金。減らしてきた法人税などを元に戻すだけでも財源は十分にできる。 普天間など平和への問題も強く訴えていきたい」 と力を込める。





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