2010年07月09日

02.政治・経済

6月の県内倒産は15件、過去10年で3番目の高水準

(株)東京商工リサーチ和歌山支店(中西秀樹支店長)は、 6月の県内倒産状況(負債総額1000万円以上)を発表した。 件数は15件(前年同月比7件減)で5月に並びことし最多、 単月としては過去10年で2009年の22件、 08年の16件に次いで3番目の高水準となった。

負債総額は前月より22億3460万円増の33億2260万円(同25億6660万円増)で、 単月としては過去10年で03年の35億1100万円に次いで3番目の高水準。 「特別清算」 の2件合計約27億円が負債総額を押し上げた格好となった。

産業別では5月に続いて 「建設業」 の5件が最多業種となり、 「サービス業」 が4件、 「製造業」 が2件、 「卸売業」 が1件で続いた。 原因別では 「販売不振」 9件に 「既往のシワ寄せ=赤字累積」 3件を加えた、 いわゆる不況型倒産が12件となった。 地域別では和歌山市6件、 田辺市3件、 紀の川市2件、 岩出市、海南市、 海草郡、 西牟婁郡が各1件。

同支店は 「大手企業中心の経済指標とは裏腹に、 県内の情勢には好転の兆しは見えず、 この夏場を境に倒産件数は増勢基調に転じる可能性を秘めている」 としている。





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