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掲示場に張られた3候補のポスター |
参院選は残すところあと一日となった。 和歌山選挙区の3候補は連日、 県内一円で選挙カーでの街宣活動や個人演説会など精力的に展開、 有権者に支持を呼び掛けている。 選挙終盤の情勢は自民現職の鶴保庸介候補(43)が依然優勢を保っているが、 民主新人の島久美子候補(54)も激しく追っており、 無党派層の動向によっては予断を許さない状況だ。 3候補は最終日の10日、 和歌山市に集結し最後のお願いコールで声をからす。
【島陣営】島久美子氏(54)はこれまで、 県内をくまなく回り街頭演説を中心に活動。 「女性、 市民目線」 「NPO活動の実績」 などを訴え、 支持拡大を図った。 最終日の10日午後7時から、 JR和歌山駅前で県選出の党国会議員らと共に街頭集会を開き、 最後の訴えに出る。 藤本眞利子選対事務局長(56)は 「街頭演説を繰り返し、 反応が良くなってきた。 しかし、 消費増税のことで選挙戦が苦しくなった」 と厳しさをにじませていた。
【鶴保陣営】厚い支持基盤のある紀南地方はほぼ固めているとみており、 土日は無党派層が多い大票田の和歌山市を中心に支持を呼び掛けた。 同市内では夜、 個人演説会を3~4カ所こなし、 熱心な支持者でほぼ満員。
鶴保候補は街宣や個人演説会で、 地方の発展には全国一律の規制をなくすこと、 また、 頑張った人が報われる社会をと訴え続けてきた。 陣営幹部は 「優勢と言われているが、 油断せず最後まで戦い抜く」 としている。
【吉田陣営】共産新人の吉田雅哉候補(34)は17日間の選挙期間中、 7日間を紀中、 紀南での知名度アップにかけた。 3人の中で唯一、 消費税増税への反対を訴える党の方針に、 反応も上々だったという。 日本共産党県委員会の竹内良平委員長は 「今回は、 どこの党に入れようかという有権者の迷いが強く感じられる。 そんな中で消費税への関心は非常に高い」 と手応えを話す。 ラスト一日は和歌山市内での活動に集中、 約20カ所で演説しスパートをかける。
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