2010年07月13日

02.政治・経済

鶴保氏が全市町村で勝利、和歌山市で8万票超え

参院選市町村別の各候補得票数・投票率 - 鶴保氏が全市町村で勝利、和歌山市で8万票超え

参院選市町村別の各候補得票数・投票率

民主、自民の事実上の一騎打ちとなった参院選県選挙区(改選1)は、野党の自民現職の鶴保庸介氏(43)が与党の民主新人、島久美子氏(54)に11万6000票の大差をつけ圧勝した。民主への風が吹き荒れた昨夏の衆院選と打って変わって、保守王国和歌山の底力を見せつけた形だ。
自民・鶴保陣営では野党転落後、危機感をあらわにこの参院選に照準を合わせ県内の団体、企業回りを徹底。また各地で国政報告会ミニ集会などを開催し陣営引き締めと新たな票の掘り起こしに躍起となっていた。

鶴保氏の得票は平成16年参院選より1万8000票を上積み。堅固な組織力をフルに発揮した「当然の結果」(陣営幹部)とも言える。和歌山市では次期衆院選をにらみ「特に力を入れた」ことが大きく奏功し、8万票を超え島氏に約2万票差をつけた。

一方、島陣営は出遅れ感に加え、民主党の支援・組織力の弱さを露呈した形だ。紀南、特に町村部では鶴保氏の半分に満たず、民主党が強かった和歌山市を中心とした市部(9市)でもすべて鶴保氏に敗れた。菅首相の「消費増税発言」が大きく影響したこともありそうだが、次の国政選挙に向け党組織の立て直しを迫られそうだ。

比例区での主な政党の県内の得票総数(政党等得票+名簿登載者得票)は、自民党が13万7617票(得票率28・53%)でトップ。平成19年参院選、21年衆院選で比例第1党だった民主は13万1955票(27・36%)で第2党に転落した。以下、3公明党8万647票4みんなの党5万2563票5共産党3万6117票6国民新党1万16907社会民主党1万1166票。新党の「みんなの党」の躍進が目立っている。





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