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2010年08月08日

00.社会

精神障害の5人でバンド、仲間勇気付けたい

バンド「クラウディーハーツ」

迫力の演奏を披露した「クラウディーハーツ」の5人

精神に障害のある5人が結成したバンド「クラウディーハーツ」が5日、和歌山市岩橋の社会福祉法人一麦会・麦の郷で開かれた「第16回西和佐地区・麦の郷夏祭り」でデビューした。祭りに集まった地域住民約600人の前で、リーダーの宮本潤さん(27)が「音楽で同じ障害を持った仲間たちを勇気付けていきたい。この病気で悩んだ時期もありましたが、誇りを取り戻した僕たちの演奏を楽しんでください」とあいさつ。力強い歌声とギター演奏で喝采(かっさい)を浴びた。

5人は、ソーシャルファームピネルで働く宮本さんと岡本智樹さん(31)、金谷守さん(34)、福井伸晃さん(41)と、いこいの家共同作業所で働く小藪重次さん(43)。

4人が統合失調症を、1人がうつを患い、入院したり、ひきこもっていた時期があったという。しかし麦の郷を利用する中で音楽好きな仲間と出会い、金谷さんと宮本さんが2年前の冬にユニットを結成。その後3人が加わり、休みの日に練習を重ねてきた。

この日はスピッツの「空も飛べるはず」、BOOWYの「B―BLUE」、ブランキー・ジェット・シティの「黒い宇宙」、ウルフルズの「バンザイ」を演奏。ギターテクニックも披露し会場を沸かせた。

宮本さんは「僕たちは音楽活動を続けていることを奇跡だと思っています。人は支え、支えられながら生きているんだと、ここで働いていてつくづく身にしみました」と、小藪さんは「僕たちの夢は、『このバンドは音楽への愛がある』 と感じてくれるようなバンドになることです」と語り、最後に「演奏を聴いてくれて、きょうは本当にありがとうございました」とお礼を述べた。

精神障害者だけのグループは県内初で、「ひょっとしたら日本第1号かも」という声も。5人は、「機会があれば作業所や支援学校などで演奏したい」「音楽専門家のアドバイスを受けてオリジナル曲も作りたい」と今後に意欲を見せている。





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