今春新卒者初任給、87％の事業所で据え置き

県経営者協会は、 今春入社した新卒者の初任給調査を実施。 昨年度の初任給と比べ、 9割近い事業所で 「据え置き」、1割の事業所で 「引き上げ」 となった。

調査は会員事業所358社を対象に行い、 70社から回答を得た。 うち 「据え置き」としているのは61社87・1%(昨年82・6%)で若干増加。 産業別内訳は鉄鋼・機械金属12社、 化学10社、 卸・小売9社、 運輸6社、 サービス、 土木・建築・不動産が各5社、 その他14社。 残り9社12・9%(16・0%)で引き上げとなっており、 内訳は鉄鋼・機械金属3社、 化学2社、 運輸2社、 その他2社となっている。 引き上げ額は300~4500円。 試用期間は 「3カ月」 が41社58・6%で最多、 「なし」 10社、 「6カ月」 9社、 「2カ月」 4社と続いた。 今年度の初任給水準は次の通り。

【総合職・勤務地非限定】大学卒事務系19万1525円(対前年上昇率0・34%)▽高専卒技術系18万250円(1・07%)▽短大卒事務系17万2273円(0・90%)▽各種専門学校卒17万2541円(0・42%)▽高校卒事務系15万7118円(0・18%)

【一般職・勤務地限定】大学卒事務系18万5674円(0・17%)▽高専卒技術系17万4434円(1・14%)▽短大卒事務系16万6780円(0・56%)▽各種専門学校卒16万4240円(0・56%)▽高校卒事務系15万4970円(0・40%)