2010年08月11日

02.政治・経済

中ぶらくり丁アーケード改修、水銀灯をLEDに

和歌山市の中ぶらくり丁

今月中旬から屋根の改修工事が始まる中ぶらくり丁商店街

和歌山市の中ぶらくり丁で今月中旬から、 アーケードの屋根(ポリカーボネット製)の改修工事が始まる。 それに伴い、 水銀灯の一部をLED照明に交換し、 エコを意識した商店街に生まれ変わる。 ぶらくり丁でLEDを照明として使うのは初めて。 中ぶらくり丁商店街振興組合は 「屋根を新しくすることで採光性がアップし、 LEDを使うことでCO2削減に貢献できる」 と話している。

同組合によると、 中ぶらくり丁のアーケードは、 昭和32年に初めて設置され、 同55年には約1億3000万円をかけた大規模な改修が実施された。 最近では平成5年に屋根に使われている波板の改修を行っている。

屋根の波板が黄色に変色し採光性が落ちるとともに、 老朽化することで硬化し、 破損しやすくなって落下の危険性があるという。 今回の改修費用は、 約830万円。 うち約414万円は国の 「中小商業活力向上施設整備費補助金」 でまかなう。 工事は、 基本的に夜間に行う。 工期は3週間程度だという。

この改修工事に伴い、 大小の水銀灯47個をLEDに交換する。 これにより、 電気代を年間約30万円削減することができ、 CO2削減効果は約4700キログラム。 これは平均的な家庭1世帯の1年間のCO2排出量に匹敵し、 今後も予算に応じて交換を進めるという。

同組合の波多野正藏副理事長 (54) は 「工事完成後は、 気持ちよく買い物してもらえると思います。 これを機に商店街を訪れてくれた人に何か貢献していきたい」と話している。





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