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今月中旬から屋根の改修工事が始まる中ぶらくり丁商店街 |
和歌山市の中ぶらくり丁で今月中旬から、 アーケードの屋根(ポリカーボネット製)の改修工事が始まる。 それに伴い、 水銀灯の一部をLED照明に交換し、 エコを意識した商店街に生まれ変わる。 ぶらくり丁でLEDを照明として使うのは初めて。 中ぶらくり丁商店街振興組合は 「屋根を新しくすることで採光性がアップし、 LEDを使うことでCO2削減に貢献できる」 と話している。
同組合によると、 中ぶらくり丁のアーケードは、 昭和32年に初めて設置され、 同55年には約1億3000万円をかけた大規模な改修が実施された。 最近では平成5年に屋根に使われている波板の改修を行っている。
屋根の波板が黄色に変色し採光性が落ちるとともに、 老朽化することで硬化し、 破損しやすくなって落下の危険性があるという。 今回の改修費用は、 約830万円。 うち約414万円は国の 「中小商業活力向上施設整備費補助金」 でまかなう。 工事は、 基本的に夜間に行う。 工期は3週間程度だという。
この改修工事に伴い、 大小の水銀灯47個をLEDに交換する。 これにより、 電気代を年間約30万円削減することができ、 CO2削減効果は約4700キログラム。 これは平均的な家庭1世帯の1年間のCO2排出量に匹敵し、 今後も予算に応じて交換を進めるという。
同組合の波多野正藏副理事長 (54) は 「工事完成後は、 気持ちよく買い物してもらえると思います。 これを機に商店街を訪れてくれた人に何か貢献していきたい」と話している。
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