2010年08月13日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

みさと天文台でペルセウス座流星群特別観望会

 「ペルセウス座流星群」 の特別観望会

寝転がって星を眺める来場者たち(円内は光跡を描くペルセウス座流星群)

紀美野町松ヶ峯のみさと天文台で12日夜から13日未明にかけて、 夏の風物詩 「ペルセウス座流星群」 の特別観望会が開かれ、 県内外から訪れた家族連れやカップルなど約150人が真夏の天体ショーを楽しんだ。 この日は晴天に恵まれ、 満天の星空に星が流れるたびに会場から感動のため息がもれた。 みさと天文台は 「多くの人に楽しんでもらえて良かった」 と話していた。

流星は宇宙空間に漂っている0・1ミリのちりから数センチの小石が、 秒速数10キロという猛スピードで地球の大気に衝突、 突入した時に発光する現象。 ペルセウス座を中心に現れる流星群は毎年8月12日から13日ごろピークを迎える。 流星の出現数が多いのが特徴で、 星座自体は北東の空に位置するが、 流星は空全体で観測できる。 1月の 「しぶんぎ座流星群」、 12月の 「ふたご座流星群」 と並んで三大流星群と呼ばれる。

観望会は天文台ができた平成7年から毎年続いている夏の恒例行事。 午後9時から始まり、 客員研究員の宮﨑恵さんが観察の仕方や星について説明した。 来場者は天文台の庭にシートを敷き、 流星の出現を待った。

この日はやや薄雲がかかっていたが、 晴天に恵まれ、 例年に比べて観察には絶好のコンディションだった。 流星の数は昨年よりやや少なめだった。 明け方に近付くにつれ流星が増え、 夜空に輝いた。 中には午後9時から明け方までの間に60個ほどの流れ星を見た人もいた。 13日の午前3時45分ごろから明るくなりはじめ、 5時15分ごろに日の出を迎えた。





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