2010年08月14日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

市税の徴収率アップへ、紀の川市がネット公売開始

落札金額は滞納市税に充てられる - 市税の徴収率アップへ、紀の川市がネット公売開始

落札金額は滞納市税に充てられる

市税の徴収率をアップさせるため紀の川市は8月から、滞納者から差し押さえた動産のインターネット公売(Yahoo! 官公庁オークション)を始める。県内では和歌山市や橋本市などがすでに取り組んでおり、全国のネットユーザーに参加してもらうことで少しでも落札金額を高くし、1円でも多く税回収を図る狙いだ。入札の参加申し込みは18日までで、入札期間は24~26日まで。


市収税課によると、市税滞納者は毎年6000人ほどおり、税目は住民税、固定資産税などさまざま。金額は約6億円に上るという。

今回、オークションで出品されるのは、「赤外線治療器」「家庭用酸素エアチャージャー」など14品(見積もり価格500~8000円)。中には丸形蛍光灯10本セットが1000円からと、お得な商品も。

これらの品は、すべて同課が滞納者宅に出向いて差し押さえた品物。過去に預金資産などの差し押さえはあったが、このような動産を差し押さえるのは初めてという。

今回の見積もり価格合計は2万9000円とそれほどの落札金額にはならないようだが、市では今後も年に数回程度、オークションを利用し滞納市税の減額を図っていく。

同課では「払う義務がある市税。滞納は許されないことを示していきたい」と話している。





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