2010年08月19日

02.政治・経済

登録者数伸び悩み、和歌山市の資源集団回収団体

和歌山市が実施している資源集団回収の登録団体がわずか21団体であることが分かった。 かん、 びん、 紙・布、 ペットボトルの全区分の回収が登録条件になっているため、 参加するハードルが高いと見られる。 一般廃棄物課は 「登録条件の緩和なども含め、 制度の見直しも考えなければ...」 と頭を抱えている。

資源集団回収は、 ごみ減量と再資源化の促進方法の一つ。 市民団体が資源ごみを集めて回収業者に引き渡し、 業者から資源回収による料金、 行政からは奨励金が団体に支払われるという、 行政と市民、 業者による三位一体の回収システム。 リサイクル率を高めるために全国の自治体で実施されている。

市は5月に100団体を上限に募集を始め、 わずか1週間で自治会や婦人会、 NPO、 少年サッカークラブなど20団体が登録。 1団体につき上限6万円の奨励金制度を設けたことが奏功していると思われ、 参加団体が順調に伸びると見られたが、 その後参加団体はほとんど現れなかった。
一般廃棄物課によると、 かん、 びん、 紙・布、 ペットボトルの全区分を回収する登録条件が、 「ネックになっているのではないか」 とし、 「保管場所がないという意見を聞きます。 今後は条件を緩和し、 制度自体の見直しも検討しなければいけないかも。 教育関係の団体などにも積極的に参加を促したい」 と話している。
問い合わせは、 同課(TEL073・435・1352)まで。





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