2010年09月06日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

黒江船尾地区で津波避難訓練

大地震を想定した 「津波避難訓練」

避難訓練に参加する住民たち

海南市黒江船尾地区内で5日、 大地震を想定した 「津波避難訓練」 が行われ、 住民ら約700人が参加した。 訓練では地震による建物の倒壊などで通行ができない区間11カ所、 通行困難な区間6カ所などを設定し、 けが人、 車いす使用者などの役も決めて実践的な内容で行われた。 その後、 ワークショップを開き、 訓練の検証や意見を交換し合った。

訓練は27日に竣工式を行った 「黒江防災コミュニティセンター」 を本部として、 和歌山大学防災研究教育センターの照本清峰特任准教授の指導で地区住民が中心となって行われた。 午前8時に 「震度6以上の地震が地区内で発生しました」 とサイレンが鳴り、 住民は速やかに一番近い避難場所へと移動した。

各避難場所では、 土のうや角材を使って建物が倒壊した狭い道が設定され、 安全ヘルメットなどを装着した住民たちが次々と訪れた。 また、 車いす使用者、 骨折者、 妊婦などの避難者役に対しては、 一緒に避難してきた住民たちが協力して車いすごと運んだり、 肩を貸して通過させるなど、 助け合う場面もあった。

骨折した負傷者役として参加した山本新二さん (70) は 「いざというときは痛さも加わって大変だと思う。 一人では無理。 もしものときは冷静な対応で対処できるようにしたい」 と感想を話していた。





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