2010年09月06日

02.政治・経済

土入川大橋が完成、紀の川右岸線年内供用目指す

臨港道路 「紀の川右岸線」

完成した土入川大橋

和歌山市の紀の川河口大橋北詰から紀の川大橋北詰を結ぶ臨港道路 「紀の川右岸線」 (改良工事中)に架かる土入川大橋がこのほど完成した。 道路はことし中に供用開始される予定で、 完成すれば和歌山下津港(同市西浜)から、 京阪神へ向かう運輸・運送業者の流通の短縮化が見込まれるほか、 市街地の渋滞緩和にも一役買いそうだ。
臨港道路 「紀の川右岸線」

県和歌山下津港湾事務所によると、 事業の総事業費は47億円(半分は国補助)。 昭和60年から計画を進め、 平成15年に着工、 現在の進ちょく率は93%となっている。

道路の幅員は11メートルで、 延長は1・2キロ。 土入川大橋は、 幅員11メートル・延長129メートルのアーチ橋で、 色は薄めの緑を採用している。

和歌山下津港から京阪神に向かう貨物車は、 これまで県道和歌山湊線を通り、 市街地を通って国道26号や和歌山北ICへ向かっていたが、 紀の川右岸線が供用されれば、 市街地を避けて国道26号へ抜けることができる。

現在、 紀の川大橋北詰交差点を中心とした南北約360メートルも、 土入川大橋方面へ右左折する車線を増やすため、 国交省の委託で工事中。 8月から紀の川河口大橋は無料化されており、 市街地の渋滞緩和が期待されている。

紀の川大橋北詰から北島大橋北詰までの紀の川沿いの道路が改良されれば、 紀の川河口大橋から北ICまでがボトルネックがなくつながるが、 この間の改良については未定という。

土入川大橋の設計は(株)オリエンタルコンサルタンツ和歌山事務所(和歌山市吹上、 浅田淳所長)、 施工は横河・豊特定建設工事共同企業体(代表者=大阪市西区、 (株)横河ブリッジ営業第二部、 齊藤功部長)。





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