紀美野でがたろ大作戦、貴志川をきれいに

ことしで15回目を迎える町ぐるみで貴志川を大掃除する 「がたろ大作戦」 が5日、 紀美野町下佐々、 動木など各地域の河原で展開され、 町民ほか県内外から集まった約200人が水辺や水中のごみを拾い集めた。 リバーサイドフェスティバル実行委 (松尾和彦会長) が主催。 ことしは例年よりやや少ない2トン車トラック6台分のごみが集まった。

町の魅力である豊かな自然を美しいまま未来に残そうと、 年1回この時期に実施しているボランティア活動。

午前9時から下佐々こども広場で開会式が行われ、 参加者たちは吉野、 下佐々、 平・吉見、 動木、 小畑の各河原へそれぞれの班に分かれて出発。 約2時間半かけて地域の橋と橋の区間を清掃した。 ごみは各河原で用意したボートに乗せられ、 最後は橋の上からクレーン車でボートごと持ち上げて回収した。

参加者たちは軍手や防水用具を着て、 河原に落ちているビニール袋や空き缶、 ペットボトルなどを拾った。 川の中に入って沈んだごみを拾う熱心な参加者も多かった。 水中には車のバッテリー、 トタン、 プラスチックのパイプなど大きなごみも埋まっており、 竹棒をてこにして数人がかりで拾い上げた。

年々参加者数も増加しているといい、 松尾会長は 「参加者の輪が広がっていくのがうれしい。 これからも続けていきたいですね」 と話している。