2010年09月21日

03.スポーツ/062紀州レンジャーズ

紀州が念願の初優勝、2位明石との直接対決制す

関西独立リーグ紀州レンジャーズ

優勝を決め、 選手たちに胴上げされる石井監督

関西独立リーグの紀州レンジャーズは19日、 和歌山市毛見の県営紀三井寺球場で行われた2位明石レッドソルジャーズとの直接対決を6―4で制し、念願の初優勝を飾った。独立リーグ初年度の昨年は前期3位、 後期最下位と低迷したが、 ことしは前期に2位に食い込むなど、地力を発揮していた。 紀州は24、 25の両日、 リーグ総合優勝をかけて前期王者の神戸ナインクルーズと対戦する。

TEAM123456789
明石0010102004
紀州10210011X6

〔明〕 百合―米田 〔紀〕 最上―安永▽2塁打 安永 (紀)

優勝の瞬間を目に焼き付けようと、 2000人の観衆が声援を送る中、 紀州は同点で迎えた3回、 2死2塁から嶋田が放った打球は1塁手の失策を誘い、 2塁走者の田中が生還。 さらに2死2塁から続く安永が右翼線に2塁打を放ちリードを広げた。 同点に追いつかれて迎えた7回、 1死から松井の内野安打、 太田の四球で1、 2塁の好機をつくると、 相手投手の暴投で松井が一気に本塁に生還し勝ち越した。 8回には安永の中前打で追加点を奪い、 試合を決めた。

守りではリーグ7連勝中の最上が先発。 4失点をするも、 勢いある直球を武器に粘りの投球。 127球8奪三振で完投を収めた。

石井毅監督は 「選手が一丸となって戦ってくれた。 この勢いのまま総合優勝を決めたい」 と話した。 この試合、 先発最上を支え、 試合を決める一打を放った安永大将捕手は 「何がなんでも優勝を決めたかった。 この勢いで総合優勝したい」 と意気込んだ。

チャンピオンシップは3試合で先に2勝すれば優勝。 第1戦は24日、 同球場で午後6時から。 第2戦は25日、 三田市の三田城山球場で午後1時から行われる。 第3戦はダブルヘッダーで午後6時から同球場。 また、 後期リーグ戦の消化試合は打ち切りとなった。

関西独立リーグは平成20年3月に構想が発表され、 紀州ほか神戸、 明石、 大阪ゴールドビリケーンズの4球団で21年3月に開幕。 その後運営会社の撤退や、 参入予定だった三重球団の見送り、 大阪の脱退、 選手給与カットなど紆余曲折 (うよきょくせつ) を経て現在は紀州、 神戸、 明石、 韓国ヘチの4球団が所属している。





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