2010年09月26日

00.社会

和歌山市の中学校給食、来年度に一部で開始か

和歌山市立中学校の給食について、大江嘉幸市教育長は24日、市議会経済文教委員会(尾﨑方哉委員長)で「平成23年度に一部の学校で試行的に実施したい」と初めて給食開始時期を明言した。ただ、実施されることが決まったわけではなく、民間委託などの実施方式の検討や予算の関係などで、実施が実現するかはまだ流動的な段階だ。

中学校給食に関しては、大江教育長が6月定例市議会で「現在実施している小学校給食の民間委託の手法も取り入れながら前向きに進めたい。中学生は体の成長期において最も発育が盛んな時期であり、改めて給食の必要性を認識している」と一歩踏み込んだ前向きな答弁をしたものの、実施時期については明言していなかった。

市が、平成20年1月に生徒や保護者を対象に実施した給食に関するアンケートでは、生徒の約5割、保護者の約8割が賛成していた。しかし、教職員の約8割が、反対(「どちらかといえば反対」も含む)だったという。

この日の同委員会では、遠藤富士雄委員が「(中学校給食は)これからどうするのか宣言してほしい」と述べ、大江教育長が「18校を一度に全部開始するのは無理がある。段階的、試行的に始めたい」と前置き。共同調理場からの配送や自校で給食を実施している小学校から中学校に給食を供給する「親子方式」などの実施方法を検討しているとし、「23年度中に何らかのかたちで一部でも取り組みたい」と述べた。





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