2010年10月29日

03.スポーツ

智弁和歌山の西川選手、日ハムがドラフト2位指名

智弁和歌山西川遥輝選手

チームメートから胴上げで祝福される西川選手

プロ野球のドラフト会議が28日、 東京都内のホテルで開かれ、 智弁和歌山の西川遥輝選手(18)が北海道日本ハムファイターズから2位指名を受けた。 同校から高卒でプロ入りするのは、 岡田俊哉投手(中日1巡目)に続き2年連続。 西川選手は 「しっかり練習して上達できればいい。 うまい選手を見て学んでいきたい」 と喜び、 チームメートから胴上げで祝福を受けた。

西川選手に吉報が飛び込んだのは午後6時過ぎ。 日ハムが2巡目で指名し、 ほかに競合球団がなかったため、 日ハムが交渉権を獲得した。 ことしのドラフトは大学生投手をはじめ粒ぞろいだったため、 2位という上位指名に本人も驚いた様子。 「1巡目に同じ高校生が選ばれて、 2巡目ぐらいからドキドキしていた。 期待より不安の方が大きかった」 と安堵の表情を浮かべた。

この日、 西川選手は通常通り午後2時半にグラウンドに姿を現し、 和やかな雰囲気の中、 チームメートと汗を流した。 練習後インターネットで上位指名を確認した後、 会見に応じた西川選手は 「あこがれていたプロになれると思うとうれしい」 「迷惑をかけてきたお父さん、 お母さんに喜びを伝えたい」 と涙を浮かべた。

髙嶋仁監督は 「焦らず体づくりから入って、 持ち味の足を使う起動力を生かすような選手になってほしい」 とエール。 中・高と6年間を同じチームで過ごした3年の畑中良太投手は 「何をしてもすごかった。 早く1軍に上がってほしい」。 2年の中村恒星主将は 「日本を代表するような選手になってほしい」 と祝福した。

西川選手の父・嘉文さん (46) は 「上位で指名してくれて光栄です。 おやじの夢はかなえてくれたので次は1軍で活躍する自分の夢を実現して」 と言葉をかけ、 母・恵美子さん(44)は 「プロ野球選手というスタートラインに立てて良かった」 と話した。

【一問一答】
2位指名の感想は?
西川 思ってたより上位でかかってうれしかった。
日ハムの印象は?
西川 若い選手が多くてチームワークが良い印象。
梨田監督の印象は?
西川 選手とのコミュニケーションを大事にする監督だと思う。
北海道という土地に不安は?
西川 寒がりなので少し心配。
恩師髙嶋監督に対して
西川 けがをしても試合に出してくれた。 ここで学んだ経験をプロでも生かして、 恩返ししたい。






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