2010年11月08日

03.スポーツ

和工が北に圧勝、全国高校ラグビー県大会準決勝

前半21分、 タックルを振り切り服部がトライ

前半21分、 タックルを振り切り服部がトライ

第90回全国高校ラグビー県大会の準決勝が7日、 和歌山市毛見の紀三井寺公園陸上競技場で行われ、 和歌山市勢が激突した第1試合では、 和歌山工が16トライを奪う猛攻で和歌山北に108―0で圧勝した。 大量点にもかかわらず初戦に続く完封で集中力を切らさないフィフティーンの強さを発揮、 2年連続の花園出場と3冠達成へあと1勝と迫った。 第2試合では田辺が22―12の逆転で熊野を下し、 13日の決勝は16年ぶりの顔合わせとなる。しんぽう写真館はこちらから

和工108(47―0、61―0)0和北
バックスタンドの両校応援団から熱い声援が飛ぶ中、 和北のキックオフで始まった第1試合は、 30分ハーフの前半3分、 和工が敵陣10メートルからカウンターアタックで左に展開、 坂本から中村へボールをつなぎ中村がそのまま左隅へ先制のトライを決めた。 松尾のゴールも成功し7―0とすると、 6分には敵陣22メートルで得たラインアウトからモールで押し込み服部がトライ。 この後もフォワードがパワーで和北を圧倒、 21分には敵陣ゴール前のスクラムから北野、 服部とサイドアタックを仕掛け、 服部が相手タックルを振り切りトライ、 さらに28分には中村のトライも飛び出し47―0で折り返した。

後半も和工の攻めは途切れず、 開始早々の1分、 梅本主将が敵陣ゴール前のラックから左へ飛び込みトライ。 14分には北野、 古家、 坂本とボールが渡りスピードを生かした坂本がゴール中央へトライ。 ゴール成功も加わり68―0と大きくリードした。 和北も終盤、 粘り強く和工の反則を誘い反撃を試みたが、 和工の守りは堅く、 あと1歩のところで痛恨のオフサイドを犯し得点はならなかった。

和工は終始ゲームを優位に進め、 後半も9個のトライを挙げたほか、 前後半を通し松尾が16回のゴールで失敗は2回という安定したキック力を披露。 108―0という得点が、 攻守にわたるパワーの違いを見せつけた。

和工の山下弘晃監督は 「みんなが、 それぞれをフォローしてゲームをつくった。 一生懸命に戦った成果が得点に結びついたと思うが、 終盤に反則が相次いだ反省点もある。 課題を修正して決勝に臨みたい」 と述べ、 梅本恵門主将は 「得点よりも失点をゼロで抑えたのがよかった。 決勝でも守りでしっかりゲームを組み立て、 集中力を切らさず頑張る」 と力強い闘志を示した。
後半14分、スピードを生かし坂本がトライ
後半14分、スピードを生かし坂本がトライ





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