下津二と野上が初優勝、県中学駅伝

第32回男子・第25回女子県中学校駅伝競走大会が21日、 紀美野町農村総合センター周回コースで開かれ、 男子は下津第二、 女子は地元の野上がそれぞれ初優勝を飾った。 男子52、 女子47チームと過去最多の参加数となった今回は、 沿道の声援を受け選手たちも力走、 男子は4区でトップ河南をとらえ逆転した下津第二が終盤もリードを広げ大会新記録で快勝。 女子は2区からトップに立った野上を下津第二が追いかけ、 ともに大会新記録の力走は野上が逃げ切り前回(2位)の雪辱を果たした。 優勝した両チームは12月19日に山口県で開催される全国大会の県代表となる。 しんぽう写真館はこちらから

競技は女子の部(5区間12キロ)から始まり、 午前10時に1区47選手が一斉にスタートした。 混戦を制したのは前回に続き河北の上野で、 野上の細峪は8秒差で5位、 2連覇を目指した下津二は岡室が12秒差の8位で続いた。

上位チームの激しいせめぎ合いで勝負どころとなった2区で野上の山本が一気にトップを奪うと3区の北がリードを守り、 4区髙木、 5区前中がともに区間賞の快走。 3区の仁木が区間新で2位に上がった下津第二の追撃も振り切り前中が笑顔でゴールテープを切った。 3位には河南、 4位南部、 5位に西脇が入った。

男子の部(6区間18キロ)は午前11時15分にスタート。 河南の谷野が区間新で飛び出し、 7秒差で岩出の寺浦、 10秒差で富田の塩路が追い、 下津二の橋詰は12秒差の5位だった。 2区では明和の笠中が区間新で11人を抜き6位に、 下津第二の才力も区間タイの2位でトップ河南にあとわずかと迫った。

3区でも河南を追う下津二の前山との順位は変わらなかったが、 4区で下津二の吉田がスパート、 河南を突き放すと、 中盤から徐々に順位を上げてきた2位御坊に12秒差をつけトップに躍り出た。 下津二はこのリードを5区作嶋、 6区若林が区間賞で守りきり念願の優勝旗を手にした。

3連覇を狙った野上は序盤の出遅れが響き、 アンカーの中野尻が区間新で追い上げたが4位がやっとだった。 2位には5選手が区間6位以内と健闘した明和、 3位南部、 5位は御坊だった。

男女それぞれ上位5チームは12月5日に紀美野町の同コースが会場となる近畿大会に出場する。

下津二男子の前山主将は 「夏からみんなで一緒に頑張った努力が実った。 近畿は入賞、 全国はベスト10を目指したい」 と意欲を示した。 野上女子の細峪主将は 「去年から狙っていた優勝なので、 とってもうれしい。 仲間を信じてここまでやってきたので、 これからもみんなで頑張る。 全国ではゼッケン(30)より前でゴールしたい」 とほほ笑んだ。 両優勝メンバーは次の皆さん。

《下津第二男子》監督=森下茂行▽主将=前山尚輝▽選手=橋詰大慧、 才力隆男、 吉田亮、 作嶋祐河、 若林誠二、 松尾壮馬、 岩本周也、 坂口健翔

《野上女子》監督=森端哲哉▽主将=細峪由麻▽選手=山本紗矢香、 北ゆう佳、 髙木彩雪莉、 前中歩、 丸畑七海、 大西彩月、 岩橋唯