2010年12月05日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

紀州漆器でフレンチを、海南で初のイベント

漆器に盛られたフランス料理を楽しむ参加者

漆器に盛られたフランス料理を楽しむ参加者

地元有志らでつくる 「かいなんにんにこ会」 (藤坂俊之会長) はこのほど、 海南市黒江の黒牛茶屋 (名手酒造店) で、 「第1回紀州海南漆器deフレンチ」 を開いた。 地場産業の紀州漆器を使い、 地域を活性化させようと企画された初のイベント。 市内外から52人が集まり、 漆器に盛られたフランス料理を存分に楽しんだ。

料理は和歌山市のフランス料理専門店 「ジョイ味村」 を営む味村正弘さんが担当。 地元食材を中心に使い、 県内で話題のアシアカエビや紀美野町産のイノシシ、 自家製生ハムを使った3種盛りオードブル、 キノコのスープ、 メーンディッシュは和牛ヒレ肉のブリオッシュ包み焼き、 デザートは洋ナシのコンポートなどコース料理6品が出された。 参加者は漆器のフォークでバターを塗り、 スプーンでスープを味わい、 舌ざわりを楽しんでいた。

海南市の津野婦佐子さん (52) と大谷房子さん (69) は 「どれもおいしく頂きました。 こんな使い方もできるんだなと新しい発見です。 高級感もあった。 家で実践してみたい」 とにっこり。 味村さんは 「フランス料理を漆器に盛るのは初めて。 色が単調になる分、 料理は明るめに仕上げた。 盛りつけた感じ、 まとまりが良かった」 と話した。

今後は当日集めたアンケートを基に、 来年2月中に第2回を開催予定。 にんにこ会では 「たくさんの人に来てもらえてうれしい。 紀州漆器の素晴らしさを感じてもらえれば」 と話している。





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