2010年12月19日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

貴志川中でノードラッグフェス

NO DRUG フェスティバル

大会宣言で決意表明する生徒会役員の村田君と山田さん

薬物乱用防止を考える「NO DRUG フェスティバル」 が17日、 紀の川市貴志川町上野山の市立貴志川中学校 (木村彰吾校長、 生徒671人) で開かれ、 2年生234人が参加。 大会宣言で生徒会役員の村田光司君と山田実穂さんが 「薬物を絶対に乱用しない」 と決意表明した。 県が10年ほど前から毎年、 高校で開いてきたが、 近年、 薬物の使用が低年齢化の傾向にあることから昨年から中学校で開いている。

フェスティバルでは薬物中毒者更生施設 「和歌山ダルク」 代表、 和高優紀さんが講演し、 「薬物乱用の始まりは、 尊敬する人や一緒にいて楽しい人から誘われる。 でも強い気持ちを持ってしっかり断って」 と生徒に訴えた。

参加した同校の藤田祥馬君 (13) は 「講演を聞いて、 薬物を乱用したらろくなことはないと感じたので、 絶対に手を出しません」 と話していた。

厚労省によると、 昨年の薬物事犯の検挙者数は1万5417人で、 平成10年ごろに比べると半分近くまで減少している。 一方、 大麻事犯に関しては検挙者数が昨年3087人と10年前から2倍以上に増えており、 毎年、 未成年者が半数以上を占めている。

薬物乱用防止指導員那賀地区協議会の楠富晴会長 (58) は 「薬物乱用は低年齢化の傾向にあります。 若いころから正しい知識を持って甘い言葉に惑わされない強い気持ちを持ってほしい」 と話している。





この記事と関連がありそうな過去の記事

powered by weblio


05.紀の川・岩出・海南・紀美野 - 同カテゴリの記事






カテゴリー
社会
事件・事故
政治・経済
スポーツ
文化・くらし
紀の川・岩出・海南・紀美野

これまでの特集
月別アーカイブ
株式会社 和歌山新報社
cypress.gif