2010年12月20日

00.社会

和歌山発見伝寺子屋最終回、陸奥宗光と龍馬

みんなの学校 陸奥宗光と坂本龍馬

陸奥と龍馬について話す小山さんの講演に多くの人が耳を傾けた

和歌山ゆかりの人物を知ってもらおうと、県立陵雲高校教諭で歴史学博士の小山誉城さんが19日、和歌山市のぶらくり丁商店街内 「みんなの学校」 で 「陸奥宗光と坂本龍馬」 をテーマに講演した。小山さんは当時の時代背景を説明しながら、陸奥の生い立ちや龍馬との関係などを分かりやすく解説。大河ドラマの効果もあってか、会場いっぱいとなった約80人が興味深い話に耳を傾けていた。

8月から毎月一回開かれていた講演会 「紀州和歌山発見伝 起の巻 寺子屋」 (つれもていこら和歌山城 平成の陣実行委員会主催)の最終回。これまで、紀州藩主や和歌山城、真田幸村などをテーマとし、専門家が講演してきた。

小山さんはまず陸奥の性格について 「後に外務大臣まで務めた人で頭が良すぎたために人をばかにしたようなところがあった。龍馬はその性格を心配し、福井藩の家老に預けようとしたくらい」 。また、陸奥は龍馬の9歳年下で龍馬を兄のように慕っていたといい、龍馬暗殺後に 「天満屋事件」 を起こし、かたきをとろうとしたなどと述べた。

最後に、外務省に銅像が建っているのは唯一、陸奥だけであることを紹介し、 「昭和に入ってからも尊敬を集めた人だった。牢屋に入っても勉強し続けたほどの努力家。常に先を見通せる人物だった」 と話していた。





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