2010年12月24日

00.社会

西署が万引防止へ、ゆるキャラ「まんぼうくん」

まんぼうくんポップの試作品

まんぼうくんポップの試作品

万引多発でご機嫌斜め!? 和歌山西署はこのほど、 万引防止を訴えようと、 オリジナルキャラクター 「まんぼうくん」 の揺れるポップ100個を作製した。 同署管内のコンビニやスーパー、 書店など約60店舗内に配布し、 万引の多いスポットへ取り付けてもらえるよう、 事業者に呼び掛けていく。

同署は夏に万引防止連絡会を発足。 管内の企業や学校など約100機関が所属し、 街頭啓発活動でチラシを配ったり、 ポスターの掲示をするなど万引をさせない店舗づくりに取り組んできた。

同署生活安全課課長の田中健次警部は、 より効果的に万引に歯止めをかけようと、 「万引防止」 を略して魚のマンボウと掛けたゆるキャラをひらめき、 揺れるポップを考案した。 まんぼうくんは、 万引の多さにあきれているという設定で、 少し不機嫌そうな表情が特徴。 警察官という想定で、 「M」 と書かれた帽子をかぶっている。

ポップは吸盤が付いており、 約30センチの軸は長さの調節が可能。 各店舗のレジなどへ取り付けやすいよう工夫されており、 直径10センチの円に描かれたまんぼう君が万引防止を訴える。 また、 飽きられないよう、 マフラーを巻いたり浮き輪を持たせるなど、 今後季節感を取り入れる構想もあるそう。

田中警部は 「和歌山は海が多く魚のイメージが強いので、 魚のキャラにした。 万引に対して抵抗感を与えるためにも、 揺れるポップでアイキャッチすることで印象づけたい」 と話している。

和歌山市内の万引発生件数は11月末現在、 前年同期比55件増の547件と増加傾向にある。





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