2011年01月11日

02.政治・経済

県選出国会議員が和放特別番組で討論

座談会の収録に臨む国会議員ら

座談会の収録に臨む国会議員ら

県選出の国会議員らが県の将来などを展望する和歌山放送の特別番組「和歌山県出身国会議員座談会」の収録と放送が9日、和歌山市湊本町の同社であり、国や県の方向性について議論を交わした。

民主党から岸本周平、阪口直人両衆院議員、自民党から二階俊博、石田真敏両衆院議員、世耕弘成、鶴保庸介両参院議員、公明党から西博義衆院議員、無所属の大江康弘参院議員が出席。民主党の玉置公良衆院議員は体調不良のため欠席。仁坂吉伸知事がゲスト出演した。

それぞれが新年の抱負をキーワードとともに紹介。岸本氏は 「新しい公共」 とし、寄付金税制を大きく変えることを目標にした。世耕氏は 「攻」 を掲げ、「一日も早く民主党政権を倒し、攻めの先頭で立ち向かっていく決意」 と述べた。仁坂知事は「誠」。「自分の使命に対して誠実に。県民の幸せのため、原点に戻って考えることが大切」 と2期目のスタートに決意を示した。

政府の今年度予算案について話が及ぶと、阪口氏は 「マニフェストの内容は優先順位をつけて明確にする必要があり、見直しはやむを得ない」 と発言。これに対し、世耕氏は「破たんしている内容は見直して済む話ではない」 と強く批判し、 「できるだけ早く解散総選挙をして、お互い正しいマニフェストを国民に示す必要がある」 と述べた。

これからの和歌山について、二階氏が 「県として考えていかなければならないのは津波対策。今国会で審議するよう進めたい」 と与野党合策での議員立法を挙げると、岸本氏も賛意を表し、法案成立に向けて共に進めていく方向で歩み寄りをみせた。





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