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コンコースに並んだプランター |
まちの玄関から活性化を図ろう。 南海和歌山市駅(高井幹雄駅長・和歌山市東蔵前町)は昨年末から、 駅入り口の階段やコンコースをにぎやかにし、 駅を盛り上げようと乗り出している。 高井駅長(58)は 「和歌山市の表玄関から、 元気を発信できたら」 と話している。
同駅は利用者が年々減少していることから、 より良い運営のため新しい取り組みを考えようと、 昨年末に紀の川、 みさき公園など8駅の駅員らで、 ほかの南海の駅の活動などを参考にしながら、 意見を出し合った。
第1弾として、 昨年12月から、 改札付近のコンコースに花のプランター26個を設置。 コンコースは日光が当たりにくく、 生け花を維持するのが困難なため、 造花を使用した。 コスモスやバラなど数種類が、 無機質な印象のコンコースに和らいだ雰囲気を醸している。 利用者にも 「きれいな花ですね」 と声を掛けられるなど好評という。
また、 第2弾としてことしから、 同駅前の正面玄関の階段を活用して、 縦1・8×横3
・2メートルの和歌山城など市内の名所の絵が描かれたポスターを張り付けた。 同駅を利用する人が、階段やエレベーターから上る際に見え、 目をひくデザインになっている。
高井駅長は 「かつては市駅前ももっと栄えていた。 和歌山の名所をPRし、 県外の人に魅力を知ってもらいたい」。 今後、 プランターを増やす予定もあり、 「気持ちよくお客さんに利用してもらえる駅を目指していけたら」 と話している。
階段を利用した和歌山城のポスター
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