2011年01月25日

02.政治・経済

和歌山市のメタボ健診、受診期限迫る

和歌山市が実施している 「特定健康診査」 (メタボ健診)の受診期限が31日に迫っている。 今年度から自己負担を無料にし、 12月末までに1万7802人が受診。 目標の2万5000人には届かない公算が大きいが、 平成21年度の中核市平均受診率(28・2%)に落ち着きそうだ。 国民健康保険課は 「まだの人はぜひ受診してほしい」 と呼び掛けている。

同健診は、 国民健康保険に加入している40歳から74歳までのすべての人を対象にしている。 昨年度までは受診料として2000円の自己負担金が必要で、 健診項目も少なかったため、 健診を始めた20年度の受診者は7671人(受診率10・9%)、 昨年度の受診者は7851人(同11・3%)と低迷し、 中核市で最低を記録した。

今年度からは、 血液検査などのほかに市独自の検査として、 心電図や腎機能検査、 肝機能検査など約1万円相当の項目を追加し、 無料で受診できるようにした。 市役所本庁舎1階には啓発用の掲示板を新設し、 目標受診者数と目標数値を張り出して市民に受診を呼び掛けていた。

受診期限まで1週間を切り、 同課の担当者は 「2万人を超えるのは少し難しい」 としながらも、 「最終的には昨年度の2倍の受診がありそう。 中核市の平均受診率と同じくらいまではいくのでは」 と話す。

最下位が続くと、 25年以降、 国が市の国民健康保険料を値上げするペナルティを課す可能性もあるため、 市としては22年度の最下位は避けたいところ。 「受診案内書が手元にある人はぜひ最寄りの医療機関へ」 と呼び掛けている。





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