2011年01月28日

02.政治・経済

有田みかんでカクテル、2月6日コンペ

カクテルレシピに目を通す平野さん

カクテルレシピに目を通す平野さん

日本バーテンダー協会和歌山支部と有田市は2月6日、 和歌山市湊通丁北のホテルアバローム紀の国で、 「紀州有田みかんカクテルコンペティション最終選考会」 を開く。 有田みかんの魅力をカクテルで引き出そうと初めての企画。 有田みかんを使ったカクテルレシピをバーや飲食店で働く人を対象に募集したところ、 県内外から約30通の応募があり、 選考を勝ち抜いた12人が当日、 腕を振るう。

昨年春、 望月良男有田市長が、 同市が昨年度から取り組んでいる 「認定みかん」 の審査委員にバーテンダー協会和歌山支部長の平野祐さん(45)をスカウトしようと、 平野さんの店を訪れたのがきっかけ。 和歌山の名産品とカクテルをコラボさせたコンペティションを考えていた平野さんは、企画を持ち掛け、望月市長は快諾。 トントン拍子で話は進んだ。

昨年秋ごろにレシピの募集をしたところ、 兵庫や奈良、 大阪など近畿地方から応募があった。「有田ジェンヌ」、 ミカンの木を意味する 「回青橙(かいせいとう)」 「薫風(くんぷう)」 など個性的でしゃれたネーミングが多く、 みかんのリキュールを使わず、 みかんのジュースに薬草・香草系のリキュールで味を締めるレシピが目立ったという。 平野さんは 「みんな有田についてすごく調べていて、 試行錯誤した結果が見えるレシピばかりだった」 と感心。 デコレーションも、 グレープフルーツの白皮をみかんの花に見立てるなど、 見た目にも楽しいカクテルがそろった。

バーテンダー協会の幹部が集まり、 作品名やレシピ、 創作意図など、 有田をイメージできるか、 手軽に作れるかなどを審査。 県内からも一人、 最終選考会に出場することになった。

コンペ当日、 出場者には作品のセールストークの時間が与えられ、 望月市長ら審査員が色や香り、 味など、 各項目に沿って採点する。 入賞作品は、 有田市のイベントなどで披露される予定だという。

当日は有田市がプロデュースした有田みかんを使ったワインの試飲ブースが設けられ、 初披露される。 平野さんは 「名うてのバーテンも出場するので、 パフォーマンスも期待できる。 有田みかんを県外にアピールできるイベントになれば」 と話している。

選考会の前売り券 (2500円)は5日まで販売。 当日券 (3500円)もあり (数に限りあり)。問い合わせは平野さん (TEL080・1417・8553)。





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