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十分な放水が披露された |
国の重要文化財に指定されている紀の川市名手市場の 「旧名手本陣妹背家住宅」 で、 昨年7月から整備を進めていた消火設備が完成した。
完成したのは、 放水銃3基、 屋内外に消火栓3基、 防火水槽と、 その設備を動かす住宅敷地外に建設されたポンプ小屋。 火災の際には、 小屋からボタン一つで自動的に放水銃が作動し、 毎分1500リットルで50分間放水可能という。
文化財防火デーの26日には、 同住宅で地元消防団、 地域住民らが集まり、 試験的に一斉放水が行われた。 この日、 設備の確認に来ていた那賀消防本部の隊員は 「消火設備が周囲にあり、 水量も初期消火には十分」 と話していた。
市によると、 同工事の事業費は約3000万円、 請負会社は(株)原組 (同市江川中)。
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