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車を消毒して点検に出発する職員(紀北家畜保健衛生所で) |
宮崎、 鹿児島、 愛知で相次いで発生している高病原性鳥インフルエンザを未然に防ごうと、 県は2日から、 家きん飼養農家の衛生管理の一斉点検を始めた。 18日までに県内109戸(約200万羽)を対象に立ち入り調査を行い、 渡り鳥を防ぐネットや消毒槽が設置されているかなど、 各施設の取り組み状況を確認していく。
和歌山市園部の紀北家畜保健衛生所は紀北地域の63戸を担当。 この日は2人の職員が、 消毒薬や防護服、 疑わしい鳥があった時に使う簡易検査の道具などを車に積み込み、 車体をすみずみまで消毒して出発した。 初日は和歌山市と橋本市を回るという。
一斉点検は今シーズン3回目。 阪本康敬所長(59)は 「県内の発生確率を計算するのは難しいが、 どこで発生してもおかしくない状況。 渡り鳥にウイルスを持ち込ませないため、 各農家の対策が万全かどうか確認し、 不備があれば指導していきたい」 と話している。
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